
ANA国内線って、新しい運賃だと子どもと席が離れることがあるんですか?

気になるのはそこです。ANA国内線では、運賃によって事前座席指定できるかが変わります。子連れなら、予約前に座席指定できる運賃かを確認しておきたいです。
ANA国内線の運賃・座席指定まわりのルール変更で、子連れ予約では「安い運賃を選んでも、親子で近くの席に座れるのか」が気になりやすくなりました。
今回の不安は、単に「子連れだから心配」という話だけではありません。シンプル運賃など、事前座席指定に制限がある運賃を選んだ場合に、予約時点で親子の席を近くに押さえられるのかが分かりにくくなったことが背景にあります。
大人だけの旅行なら、少し離れた席になっても何とかなるかもしれません。けれど、幼児や小さな子ども連れではそうはいきません。泣いてしまったとき、トイレに行きたいとき、飲み物をこぼしたとき、耳抜きがうまくできないとき。隣に親がいるかどうかで、機内での負担はかなり変わります。
ANA国内線でも子連れで座席指定はできます。ただし、すべての運賃で同じように事前座席指定できるわけではありません。「安く買えるか」だけでなく、「予約時点で座席を指定できるか」「親子で近くに座れる状態をどこまで作れるか」まで確認しておく必要があります。
ANA国内線は子連れで座席指定できる?
ただし、確認するのは「ANAだから座席指定できるか」ではなく、「購入する運賃で事前座席指定できるか」です。
ANAでは、事前座席指定の対象外となる運賃があります。子どもと一緒に乗るからといって、どの運賃でも予約時点から自由に座席指定できるわけではありません。ここを見落とすと、予約後に「航空券は安く買えたけれど、座席指定ができない」「親子で近くの席を確保できるか、出発直前まで分からない」という状態になりやすいです。
子連れでは、親子で近くに座れる運賃かどうか、子どもの年齢条件、座席を確認できるタイミングを、予約前にまとめて押さえておきます。
子連れで注意したいのは「安い運賃」と座席指定の関係
ANA国内線では、購入した運賃によって事前座席指定できるかどうかが変わります。
子連れで予約する場合は、運賃を選ぶ画面で次のように考えると整理しやすいです。
| 重視すること | 予約前に確認すること |
|---|---|
| 航空券の安さを優先したい | 出発24時間前以降の座席指定でも対応できるか |
| 親子で近くに座ることを優先したい | 予約時点で座席指定できる運賃か |
| 幼児連れ・初めての子連れフライト | 予約時点で座席の不安を減らせるか |
| 兄弟連れ・親1人で子ども連れ | 近くの席を早めに押さえられるか |
事前座席指定ができない運賃を選んだからといって、必ず親子で離れた席になるわけではありません。出発24時間前からオンラインチェックインで座席指定できる場合がありますし、当日の空港で座席指定を相談する流れもあります。
ただし、子連れ旅行では「出発前に何とかなるかもしれない」に頼りすぎると、当日の負担が大きくなります。
週末、連休、夏休み、年末年始、北海道・沖縄・大阪・福岡などの人気路線では、家族連れやグループ利用も多くなります。出発24時間前の時点で、隣同士の席が少なくなっていることもあります。
国内線の予約や座席指定に慣れている立場でも、幼児連れや初めての子連れフライトなら、運賃差だけで判断するより、予約時点でどこまで座席の不安を減らせるかを先に確認します。大人だけなら出発24時間前の座席指定でも対応しやすい一方、子どもが小さいほど、予約時点で座席指定できる運賃を選んでおく方が、当日の調整に頼る場面を減らせます。
SFCや上級会員でも、対象外運賃では早めに指定できない
ANAをよく使う人ほど、「SFCだから大丈夫では?」「上級会員なら良い席を選べるのでは?」と考えやすいかもしれません。
ただし、この点も運賃条件が先です。
ANAでは、プレミアムメンバーのステイタスに応じて希望座席を優先して選べる案内があります。一方で、事前座席指定ができない運賃で購入した場合は、その優先指定も対象外です。
つまり、SFCやANA上級会員であっても、事前座席指定対象外の運賃を選んでいる場合は、「ステータスがあるから子どもと近くの席を早めに確保できる」とは考えない方がよいです。
子連れ予約では、会員ステータスより先に運賃条件を確認します。ここを先に押さえると、予約後に慌てる場面を減らせます。
親子で席が離れる不安を減らす予約前チェック

| タイミング | 確認すること | 目的 |
|---|---|---|
| 予約前 | その運賃で事前座席指定できるか | 親子で近くに座れる可能性を先に確認する |
| 予約直後 | 座席指定画面 | 指定できる場合は、早めに近くの席を押さえる |
| 出発24時間前 | オンラインチェックイン | 予約時に指定できなかった席が出るか確認する |
| 空港当日 | カウンター・自動チェックイン機 | 近くの席が取れていない場合に相談する |
予約前には、その運賃で事前座席指定できるかを確認します。安い運賃ほど、購入前に座席指定の条件を先に押さえます。
予約直後には、座席指定画面を確認します。座席指定できる運賃であれば、ここで親子が近くに座れる席を押さえます。窓側や前方席より、まず親子の距離を優先して席を選びます。
予約直後に座席指定できない場合は、出発24時間前のオンラインチェックイン開始後に再確認します。このタイミングで指定できる座席が出てくる場合があります。
それでも近くの席が取れない場合は、空港で相談する流れになります。ただし、空港で必ず希望通りになるとは限りません。満席に近い便では、調整が難しいこともあります。
親子で隣同士に座ることを強く重視するなら、予約時点から座席指定できる運賃を選ぶのが基本です。
幼児連れは非常口座席を選べない
子連れ座席指定で見落としやすいのが、非常口座席です。
非常口座席は足元が広く見えるため、便利そうに感じるかもしれません。しかし、幼児連れの場合、安全上の理由で非常口座席は利用できません。
非常口座席では、万が一の際に乗務員の指示に従い、緊急脱出の援助を行う役割が求められます。小さな子どもを連れている場合、その役割を担うのは現実的ではありません。
そのため、座席指定画面で非常口座席が空いていたとしても、幼児連れでは選ばない前提で考えます。
また、幼児連れの場合は酸素マスクの数にも注意が必要です。ANAでは、座席列の酸素マスクの個数制限により、他の幼児連れの利用者と同じ座席列に座れない場合があります。
家族旅行で幼児連れの家族が複数組いる場合、同じ列にまとめて座れないことがあります。あらかじめ前後列や通路を挟んだ並びも候補にしておくと、座席指定画面でスムーズに選べます。
2歳児・幼児・小児はどう考える?
子連れ国内線で分かりにくいのが、年齢による扱いです。
大人だけの予約では気にしなくてよい部分ですが、子どもがいる場合は、年齢によって膝上でよいのか、座席を確保する必要があるのか、航空券が必要なのかが変わります。
特にANAでは、2歳未満と2歳以上で考え方が変わります。
| 年齢 | 座席の考え方 | 予約時の注意 |
|---|---|---|
| 生後8日未満 | 搭乗不可 | 予約対象外 |
| 生後8日〜1歳 | 膝上・座席利用・チャイルドシート利用の確認 | 座席を使わない場合でも航空券が必要 |
| 2〜4歳 | 座席に座る前提 | 座席を使う前提で予約する |
| 5歳以上 | 座席利用 | 通常の小児運賃で確認 |
生後8日〜1歳の子どもは、同伴者の膝上で利用する方法、座席を確保して座る方法、チャイルドシートを利用して座る方法があります。座席を使わない場合でも航空券は必要です。
一方で、2〜4歳の子どもは座席に1人で座る前提です。以前の感覚で「2歳ならまだ膝上でいけるのでは」と考えていると、ANA国内線では条件を誤解しやすくなります。2歳児連れでANAを予約する場合は、座席を使う前提で予約条件を確認します。
また、大人1名で2歳未満の子どもを複数連れて乗る場合も注意が必要です。大人1名につき2歳未満の子どもは2名まで同伴できますが、そのうち1名は航空券を購入し、チャイルドシートを利用して1人で座る必要があります。
子どもの年齢(0歳・1歳・2歳・3歳以上)と、膝上か座席確保かを予約前に把握しておくと、予約画面での選択ミスを防げます。
JALと比べると、子連れ座席指定はどう違う?
ANAとJALを比べると、子連れ座席指定ではJALの方が分かりやすく感じる場面があります。
JALの国内線では、座席指定は予約と同時に可能と案内されています。また、幼児連れの座席には幼児マークが表示されます。希望の座席が取れない場合は、出発48時間前以降に再度座席指定を試せます。
ただし、JALの方が常に有利という意味ではありません。
JALでも希望する座席が必ず取れるわけではありません。事前に指定できる座席数には限りがあり、利用する運賃、便の混み具合、機材、運航会社によって指定できる座席は変わります。機材変更などで、指定済みの座席が変わることもあります。
それでも、子連れ予約では、「予約時点で座席指定の状況を確認しやすい」「幼児連れの座席が分かりやすい」「48時間前に再確認できる」という点が、ANAとの選択基準になります。
一方、ANAは安い運賃を選ぶ場合、事前座席指定できるかを慎重に確認する必要があります。ANAを選ぶこと自体が悪いわけではありませんが、子連れでは運賃の安さと座席の確認しやすさを分けて考えた方がよいです。
初めての飛行機、親1人で幼児を連れて乗る旅行、2歳児連れ、兄弟連れなどでは、多少の運賃差よりも、予約時点でどこまで座席の不安を減らせるかを重視した方がよい場面があります。
JALの幼児・小児条件も確認しておく
JALでは、国内線の年齢区分として、幼児は生後8日から2歳、小児は3歳以上12歳未満とされています。
大人1名につき幼児1名は膝上で利用でき、無償で予約できます。ただし、大人1名につき同行できる幼児は2名までで、そのうち1名は膝上、もう1名は座席確保が必要です。
| 年齢・人数 | JAL国内線での考え方 |
|---|---|
| 生後8日〜2歳 | 幼児 |
| 3歳以上〜12歳未満 | 小児 |
| 大人1名+幼児1名 | 幼児1名は膝上で利用可 |
| 大人1名+幼児2名 | 1名は膝上、もう1名は座席確保が必要 |
ANAとJALを比べるときは、この幼児・小児の年齢区分が運賃や座席の選択に直結します。
単に「どちらが安いか」だけでなく、子どもの年齢、人数、膝上にするか、座席を確保するかまで含めて確認する必要があります。
特に2歳児連れの場合は、ANAとJALで見え方が変わります。ANAでは2〜4歳が座席に座る前提で整理されている一方、JALでは生後8日〜2歳が幼児として整理されています。
この違いを先に押さえておくと、運賃だけでなく、座席の確保方法まで含めてANAとJALを比べられます。
予約経路で相談先が変わる点にも注意
公式情報で確認したいページ
座席指定と子どもの年齢条件は、予約前に各社の公式案内で確認してください。
子どもと隣同士で座席指定できない場合、どこに相談すればよいのか分かりにくくなります。
相談先は、予約経路によって変わります。
ANA公式サイトで航空券を直接予約した場合は、ANAの予約確認画面や問い合わせ窓口を確認します。ANAの旅行ページやANA Xのツアーで予約した場合は、ツアー予約側の案内を確認する必要があります。旅行会社経由で予約した場合は、ANAに直接相談する前に、予約した旅行会社側で先に確認します。
座席指定できないときに焦ってしまうと、ANA、ANA X、旅行会社、空港のどこに聞けばよいのか分からなくなります。
子連れで予約する場合は、予約直後に「どこで予約した航空券なのか」「座席指定はどの画面で行うのか」「困ったときの問い合わせ先はどこか」まで控えておくと、当日に慌てずに動けます。
特にツアー予約では、航空券単体の予約と同じ画面で座席指定できるとは限りません。航空券単体なのか、ツアーなのか、旅行会社経由なのか。この3点を把握しておくだけで、問い合わせ先をすぐに判断できます。
ANAを選ぶべき人、JALも比較したい人
ANAを選んでよいのは、座席指定条件を理解したうえで予約できる人です。
たとえば、子どもがある程度大きい、親子で通路を挟んだ席でも対応できる、出発24時間前にオンラインチェックインを確認できる、安さを優先したい、という場合はANAの安い運賃を選ぶ判断もあります。
一方で、JALも比較対象に入るのは、予約時点で座席の不安をできるだけ減らしたい人です。
幼児連れ、初めての飛行機、親1人で子どもを連れて乗る、2歳児の扱いが不安、きょうだい連れで座席配置が複雑、という場合は、運賃の安さよりも予約時点の座席確認を重視した方がよいです。
安さを優先する旅行なのか、子どもの席を早めに決めることを優先する旅行なのか、出発直前まで座席が決まらなくても対応できるのか。ANAかJALかを選ぶ判断には、マイルや上級会員ステータス以外に、この3点が入ります。
ANA新ルール全体を知りたい場合は別記事で確認
ANA国内線の新ルール全体を確認したい場合は、別記事で確認できます。
座席指定の問題とは別に、当日空港で席が足りない、便変更を依頼される、オーバーブッキングのような状況が発生する場面もあります。そうした場面では、協力するかどうか、振替後の到着時刻、協力金を現金・マイル・ANA SKYコインのどれで受け取れるのかを確認する必要があります。
まとめ:子連れ国内線は、運賃の安さと座席の確認しやすさを分けて考える
子連れ国内線では、「航空券が安いか」と「親子で近くに座る不安をどこまで減らせるか」を分けて考えます。
ANAを選ぶなら、予約前に座席指定できる運賃かを確認する。座席指定できない運賃を選ぶなら、出発24時間前と空港当日の動きを決めておく。予約時点の座席確認を重視するなら、JALも比較対象に入れる。
ここまで決めてから予約すると、当日の座席確認で慌てる場面を減らせます。



