2019年のゴールデンウィークにポーランドに一週間ほど旅行に行ってきました。中世都市トルン(torun)は、ハンザ同盟の交易都市として14世紀に栄えた街で、1997年に世界遺産に登録されました。
現在のトルンは、ポーランドの第4の都市。第二次世界大戦の戦火を免れたため、中世の美しい街並みが、ほぼそのままの状態で保存されています。旧市街地には美しい教会が数多くあり、コペルニクスの生まれ故郷としても有名です。
今回の旅行では、ソポト(Sopot)、グダニスク(Gdansk)方面から日帰りでトルンに訪れましたが、マルボルク城(Malbork Castle)観光の後にトルンに行ったり、ワルシャワ(Warsaw)からトルンに遊びに行く人も多いと思うので、それぞれの地域から、トルンへの行き方を紹介します。
トルンの観光は、朝早くに訪れれば日帰りでも十分楽しむことができますが、到着が遅くなる場合や、ゆっくりと観光を楽しみたい人のために、便利でお手軽なトルンのホテルも紹介します。
ソポト、グダニスクからトルンに日帰りで行く方法
私の場合、日帰りでソポトからトルンに遊びに行ってきました。ソポトからトルンへの移動は約3時間くらいかかります。また、トルンの街を散策するには少なくとも4時間以上の時間が欲しいです。
ソポト、グダニスク方面から、トルンへの行き方
日帰りで行くならできるだけ朝早くの便に乗りましょう。ソポトからの出発時刻は、7:09発-9:53着、もしくは、7:56発-11:02着のどちらかがおすすめです。私の場合、ホテルの朝食をしっかり食べてから移動したかったので7:54発で行きました。
途中、ビドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna)で乗り換えになります。乗り換え時間は15分くらいです。これといって何もない少し大きめの駅で、多くの人が乗り換え時間をつぶしてます。駅構内のコンビニのコーヒーが、なぜか値段が高い印象でした。きっと、この駅ではコーヒーが良く売れるんだと思いました。
ビドゴシュチ中央駅で、トルン行きの電車に乗ると、約1時間ほどでトルン中央駅(Torun Glowny)に到着します。
ソポト、グダニスク方面から、トルンの行き方
(1) ソポト駅(Sopot)7:09発 – グダニスク中央駅(Gdansk Glowny)7:26発 – ビドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna)8:53着
ドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna)9:10発 – トルン中央駅(Torun Glowny)9:53着(2) ソポト駅(Sopot) 7:56発 – グダニスク中央駅(Gdansk Glowny) 8:15発 – トルン中央駅(Torun Glowny) 9:56着
ドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna)10:23発 – トルン中央駅(Torun Glowny)11:02着運賃は、47.70ズロチ(約1,300円)
トルンから、ソポト、グダニスク方面への帰り方
日帰りで帰る場合、ソポト、グダニスク方面に帰る便は16:57発のビドゴシュチ 経由の電車がお勧めです。ソポトには、19:49着 もしくは、20:32着に到着します。
この時刻でトルンを出発した場合、ビドゴシュチでの乗り換えが時間が4分と短く、ビドゴシュチ中央駅17:35着、17:39発となっているところが難点です。
もし乗り換えがうまくいかなかったときは、約1時間後の便、ビドゴシュチ中央駅18:32発、ソポト20:32着で帰ることができます。
これより遅い時間で帰る場合は、ホテルへの到着が夜中の23時～24時過ぎになってしまい、また週末の夜は、平日とは異なり運行ダイヤが減りますので注意してください。
トルンから、ソポト、グダニスク方面への帰り方
トルン中央駅 (Torun Glowny) 16:57発 – ビドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna) 17:35着
(1) ビドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna) 17:39発 – グダニスク中央駅(Gdansk Glowny) 19:31着 – ソポト駅(Sopot) 19:49着
(2) ビドゴシュチ中央駅(Bydgoszcz Glowna) 18:32発 – グダニスク中央駅(Gdansk Glowny) 20:15着 – ソポト駅(Sopot) 20:32着
運賃は、47.70ズロチ(約1,300円)
ワルシャワからトルンに日帰りで行く方法
ワルシャワからトルンは、日帰りの旅行も可能です。ワルシャワからトルンへの移動はPKPで3時間くらいかかります。また、トルンの街を散策するには少なくとも4時間以上の時間が欲しいです。
ワルシャワからトルンに行く場合、トルン中央駅に到着する路線と、トルンミアスト駅(Torun Miasto)に到着する路線があります。トルンミアスト駅の方が、観光スポットに近いです。
駅の場所は、それぞれ全然ちがうので、自分がどちらの駅を使うことになるのかしっかり覚えておきましょう。
ワルシャワから、トルンへの行き方
日帰りで行くならできるだけ朝早くの便に乗りましょう。ワルシャワ中央駅5:44発-トルン中央駅8:32着、もしくは、ワルシャワ中央駅7:57発-トルン中央駅11:06着のどちらかがおすすめです。どちらも直行便で、運賃は、48.6ズロチ(約1.400円) になります。
もう１つの候補として、運賃が2倍以上高くなってしまいますが、8:25発-11:40着というのもあります。EIPでイワバに行き、そこからトルン行きに乗り換える方法です。ただし、EIPは人気があり、週末などは席が埋まって乗れない場合もあるので、事前に購入しておきましょう。運賃は、Class2(2等車)138.60ズロチ(約3,800円)、15日以上前の事前購入割引で96.60ズロチ(約2,700円)です。
EIPを使う場合、ワルシャワ中央駅8:25発-イワバ中央駅10:07着、その後、イワバ中央駅10:29発-トルンミアスト駅11:36着というルートになります。イワバ経由の場合、トルン中央駅ではなく、一つ前のトルンミアスト駅で降りた方が良いです。
ワルシャワから、トルンへの行き方（直通便）
(1) ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)5:44発 – トルン中央駅(Torun Glowny)8:32着
(2) ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)7:57発 – トルン中央駅(Torun Glowny)11:06着
運賃は、48.6ズロチ(約1.400円)
ワルシャワから、トルンへの行き方（EIP利用）
ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)8:25発 – イワバ中央駅(Ilawa Glowna)10:07着
イワバ中央駅(Ilawa Glowna)10:29発 – トルンミアスト駅(Torun Miasto)11:36着運賃 Class2(2等車)138.60ズロチ(約3,800円)、15日以上前で96.60ズロチ(約2,700円)
トルンから、ワルシャワへの帰り方
日帰りで帰る場合、ワルシャワ方面への帰りの便は、トルン中央駅17:27発-ワルシャワ中央駅20:42着、もしくは、トルン中央駅19:20発-ワルシャワ中央駅22:09着のどちらかがおすすめです。どちらも直行便で、運賃は48.6ズロチ(約1.400円) になります。
トルンから、ワルシャワへの帰り方
(1) トルン中央駅(Torun Glowny) 17:27発 – ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna) 20:42着
(2) トルン中央駅(Torun Glowny) 19:20発 – ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna) 22:09着
運賃は、48.6ズロチ(約1.400円)
マルボルクからトルンへ行き方
マルボルクからトルンに行く場合、EIPというPKPの新幹線でイワバ中央駅(Ilawa Glowna)に行き、トルン行きの電車に乗り換えるのがおすすめです。
ただし、 EIPは人気があり、週末などは席が埋まって乗れない場合もありますので、事前購入しておくべきです。どうせ事前をするのであれば、15日以上前に購入すると20%割引になりお得です。日程が決まりできるだけ早めに事前購入することをおすすめします。
マルボルクからイワバで乗り換えてトルンへ
マルボルクで一泊し、朝からトルンに向かう場合、イワバでの乗り換え時間も考慮し、9:08発-11:36着がおすすめです。マルボルク駅9:08発-イワバ中央駅9:54着、その後、イワバ中央駅10:29発-トルンミアスト駅11:36着というルートになります。
午前中にマルボルク城の観光した後、午後からトルンに行く場合、13:15発-15:35着がおすすめです。マルボルク駅13:15発-イワバ中央駅14:00着、その後、イワバ中央駅14:25発-トルンミアスト駅15:31着というルートになります。
運賃は、イワバまでのEIP込みのClass2(2等車)で、75.60ズロチ(約2,100円)です。15日以上前の事前購入なら63.60ズロチ(約1,800円)になります。EIPのClass2では、無料でジュースや水などのサービスがあるので頂いておきましょう。
マルボルクからトルンへの行き方
(1) マルボルク駅(Marbolk)9:08発 – イワバ中央駅(Ilawa Glowna)9:54着
イワバ中央駅(Ilawa Glowna)10:29発 – トルンミアスト駅(Torun Miasto)11:36着(2)マルボルク駅(Marbolk)13:15発 – イワバ中央駅(Ilawa Glowna)14:00着
イワバ中央駅(Ilawa Glowna)14:25発 – トルンミアスト駅(Torun Miasto)15:31着運賃 Class2(2等車)75.60ズロチ(約2,100円)、15日以上前で63.60ズロチ(約1,800円)
トルン中央駅から旧市街地への行き方
トルン中央駅から旧市街地までは徒歩とバスがありますが、多くの人が歩いて移動しています。旧市街地へ歩いて移動する途中にあるヴィスワ川の橋から見えるトルンの街並みが有名だからです。
トルン中央駅から旧市街広場(rynek)まで、2.1km、27分と少々距離がありますが、ヴィスワ川から見える中世都市トルンの街並みを堪能してください。
トルンミアスト駅から旧市街地への行き方
トルンミアスト駅は、観光スポットのすぐ近くにあります。
観光スポットであるトルン旧市街地の中心、コペルニクス像がある旧市街広場(rynek)まで、約1km、15分の距離です。
トルンの観光スポット
この日は祝日のため、国旗が掲揚されていました
トルンの観光に便利でお手軽なおすすめホテル5選
トルンに宿泊するなら旧市街地が便利です。観光スポットやレストランが充実ししており、すべて徒歩で行動することができます。また、トルンは比較的安めのホテルが多く、高級ホテルでもお手頃な価格で宿泊できます。
今回は、トルン観光に便利でお手頃な価格で泊まれる4つ星ホテルを中心に、口コミ評価の高いホテルを厳選しました。
ホテル 1231
トルンの観光スポットの中心にある四つ星高級ホテルです。13世紀の建物を利用しているホテルです。目の前に、観光スポットであるドイツ騎士団城跡（現在は廃墟）の城門があり、ヴィスワ川も歩いてすぐ近くにあります。高級ホテルにも関わらず1泊8,000円程度で宿泊することできるため、トルンでは大変人気のホテルです。早めの予約をおすすめします。
ホテル 1231 / Hotel 1231
星の数：★★★★
場所：トルンミアスト駅から徒歩10分
料金：一泊8,000円程度
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ホテル メルキュール トルン セントラム
旧市街広場から徒歩10分の四つ星高級ホテルのアコーズ系列ホテルです。 観光スポットの東側に位置し、お部屋によっては日の出と共に中世都市トルンの街並みを堪能することができます。高級ホテルに関わらず1泊5,000円程度とリーズナブルで、アコーズホテル会員であればらにお得感があると思います。
ホテル メルキュール トルン セントラム / Hotel Mercure Torun Centrum
星の数：★★★★
場所：トルン中央駅からタクシーで5分
料金：一泊5,000円程度
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コペルニクス トルン ホテル
トルン旧市街広場から徒歩7分の四つ星高級ホテルです。トルン旧市街地の東側、ヴィスワ川の近くのモダンで大きなホテルです。屋内プール、屋外プールの他、ボーリング場、ナイトクラブ、ジム、スパも備えています。 1泊12,000円と少し高めの設定ですが、観光だけでなくホテルで中でゆっくり過ごすこともできます。
コペルニクス トルン ホテル / Copernicus Torun Hotel
星の数：★★★★
場所：トルン中央駅からタクシーで5分
料金：一泊12,000円程度
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ホテル ブルワール
トルン旧市街に最も近い歴史的建物を利用した四つ星高級ホテルです。ヴィスワ川沿いの美しい建物となっており夜はライトアップされます。旧市街広場までは300m、徒歩3分。朝食は無料となっており、1泊11,000円程度で宿泊できる人気のホテルです。
ホテル ブルワール / Hotel Bulwar
星の数：★★★★
場所：トルン中央駅からタクシーで5分
料金：一泊11,000円程度
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ホテル クサリナ ロサ
トルン旧市街地の中心にあるリーズナブルな三つ星ホテルです。トルンの城壁内にある貴重なホテルの一つ、旧市街広場まで徒歩2分と中心地に位置しますので、観光スポット巡りをするのに最高のホテルだと思います。ただし、エアコンとエレベーターがありません。朝食が無料で1泊6,000円とコストパフォーマンスが高く、そのお手軽さからとても人気のホテルです。
ホテル クサリナ ロサ / Hotel Czarna Roza
星の数：★★★
場所： トルンミアスト駅から徒歩15分
料金：一泊6,000円程度
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