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ANA国内線のLサイズスーツケースは全部有料?報道で誤解しやすい手荷物ルール変更を整理

ANA国内線のLサイズスーツケースは全部有料ではなく、158cm以内なら基本サイズ内であることを示すアイキャッチ 海外旅行準備
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ミサト
ミサト

テレビで見たんですが、ANA国内線はLサイズスーツケースが全部有料になるんですか?

タクミ
タクミ

全部有料になるわけではありません。国内線の見方が国際線と同じ158cm基準に近づく、と見ると分かりやすいです。

2026年5月19日搭乗分からのANA国内線の預け手荷物ルール変更について、テレビやネットニュースだけを見ると、「Lサイズのスーツケースが全部有料になるの?」と不安になる人もいると思います。

ただ、最初に整理しておきたいのは、今回の変更は「ANA国内線が国際線より厳しくなる」という話ではないことです。

むしろ、これまで比較的ゆるく感じられたANA国内線の預け手荷物の見方が、国際線と同じ「1個ごとのサイズ・重量・個数」に近づく変更です。

ANA国内線の現行ルールでは、エコノミークラスは1個あたり23kgまで、サイズは3辺合計158cm以内、キャスターと持ち手を含むと案内されています。ANA国際線でも、プレミアムエコノミー・エコノミークラスは1個あたり23kgまで、サイズは3辺合計158cm以内、キャスターと持ち手込みです。

つまり、普段から国際線で使える3辺合計158cm以内のスーツケースを選んでいる人は、「国内線だけ急に極端に厳しくなる」と考えすぎなくて大丈夫です。注意が必要なのは、これまで国内線でも預けやすかった3辺合計158cmを超えるLサイズスーツケースです。

報道だけ見ると「Lサイズ全部有料化」に見えやすい

報道の切り取り方次第では、「ANA国内線で大型スーツケースが有料化」と読み取れることがあります。

たしかに、ANA国内線だけを利用する場合、3辺合計158cmを超えるスーツケースはサイズ超過料金の対象になる可能性があります。ANA国内線では、サイズ超過は3辺合計158cm超292cm以下で、1個1路線あたり5,500円と案内されています。

ただし、ここで大事なのは「Lサイズ」という名前だけで判断しないことです。Lサイズスーツケースでも、3辺合計158cm以内なら基本サイズ内です。

報道だけを見ると「大きめのスーツケース=有料」と受け取りがちですが、実際には3辺合計158cm以内かどうかが最初の分かれ目です。

今回変わる中心はANA国内線。国際線ルールが変わる話ではない

今回の話で混乱しやすいのは、「国内線の変更」と「国際線のルール」が混同されやすい点です。

ANA国際線は、もともと1個ごとの重量やサイズを見るルールです。エコノミークラスであれば1個23kgまで、サイズは3辺合計158cm以内です。

今回変わる中心はANA国内線です。ANA国際線の基本ルールが新しく厳しくなるのではなく、国内線の預け手荷物の見方が国際線に近づく変更、と整理すると分かりやすくなります。

国内線と国際線で同じように見る点

まず、国内線と国際線で近くなった点を整理します。

項目ANA国内線ANA国際線
サイズ3辺合計158cm以内3辺合計158cm以内
キャスター・持ち手含む含む
エコノミー重量1個23kgまで1個23kgまで
見え方国際線に近い見方へもともとこの基準

国内線と国際線で「158cm・23kg」という基本数字が大きく違うわけではありません。迷いやすいのは、国内線区間が国内線単独なのか、国際線航空券に含まれる国内線なのかという点です。

国際線で普通に使えるサイズのスーツケースなら、国内線で急に全部有料になるわけではありません。一方で、これまでANA国内線で「大きいけれど預けられていた」スーツケースは、今後は公式基準に合わせて確認した方が安全です。

ANA国内線だけを買った場合は、国内線の無料手荷物許容量を見る

ANA国内線だけを利用する場合は、国内線航空券に設定された無料手荷物許容量と、国内線の超過料金を確認します。

確認するのは主に3点です。

  • 3辺合計158cm以内か
  • エコノミークラスなら1個23kg以内か
  • 無料で預けられる個数の範囲内か

国内線では、プレミアムクラスは1個32kgまで、エコノミークラスは1個23kgまで無料と案内されています。サイズは3辺合計158cm以内、キャスターと持ち手込みです。

ここで大事なのは、重量だけを見ないことです。スーツケースが23kg以内でも、3辺合計が158cmを超えていれば、サイズ超過料金の対象になる可能性があります。逆に、3辺合計158cm以内でも、23kgを超えれば重量超過の問題が出ます。

つまり、国内線単独では「重さ」「サイズ」「個数」を分けて確認する必要があります。

国際線航空券に国内線区間が含まれる場合は、航空券面の無料手荷物許容量を見る

次に、国際線へ乗り継ぐためにANA国内線へ乗る場合です。ここが、最も誤解しやすいポイントです。

ANA公式では、国際旅程に含まれる日本国内線は、国際線の手荷物ルールが適用されると案内されています。

つまり、ANA国際線の航空券に日本国内線区間が含まれている場合は、単純に「国内線だから国内線扱い」とは見ません。航空券面に表示される無料手荷物許容量を確認します。

ここで注意したいのは、航空券面の無料手荷物許容量を見るからといって、158cmを超える大型スーツケースが何でも無料になるわけではないことです。ANA国際線でも、基本サイズは3辺合計158cm以内です。

そのため、国際線乗り継ぎの場合でも、まずは航空券面上の無料手荷物許容量を確認し、あわせて自分のスーツケースが158cm以内かを見るのが安全です。

国際線とは別切りの国内線は、国内線単独として見る

海外旅行の前後にANA国内線を使う場合でも、国際線航空券と国内線航空券を別々に買っているなら注意が必要です。

たとえば、国際線は別で予約し、地方空港から羽田や成田までのANA国内線を別切りで買った場合です。

この場合、「海外旅行に行くための国内線だから国際線扱い」という判断は成り立ちません。航空券が別なら、国内線単独として、国内線の無料手荷物許容量と超過料金を確認する必要があります。

ANA国内線の公式ページでも、乗り継ぎ旅程の予約番号が分かれている場合は、それぞれ別の路線として料金を申し受けると案内されています。

ここは、報道よりも実際の旅行で間違えやすいポイントです。同じANA国内線に乗っていても、次の3パターンでは確認する場所が変わります。

  • ANA国内線だけを別で買った
  • ANA国際線航空券に国内線区間が含まれている
  • 国際線とは別に国内線を買い足した

この3パターンを先に分けると、自分が確認すべき無料手荷物許容量と、超過料金の見方が分かりやすくなります。

ANA国内線に乗るとき、国内線単独、国際線航空券に含まれる国内線、別切り国内線のどれかで確認する無料手荷物許容量が変わることを示した図解
同じANA国内線でも、国内線単独か、国際線航空券に含まれる国内線か、別切り国内線かで確認する場所が変わります。

Lサイズスーツケースは「名前」ではなく3辺合計で見る

「Lサイズスーツケース」と聞くと、全部が有料になるように感じるかもしれません。

でも、実際には商品名ではなく、3辺合計で判断します。

確認するのは次の点です。

  • 高さ・幅・奥行きの合計が158cm以内か
  • キャスターと持ち手を含めているか
  • 拡張ファスナーを開けていないか
  • ソフトケースの前ポケットが膨らんでいないか
  • 荷物を入れた状態でサイズが大きくなっていないか
  • 重量が23kg以内に収まっているか

私のケース:158cm前後のソフトキャリーは境界線上のサイズ

私が使っているのは、AmazonベーシックのソフトタイプLサイズキャリーです。通常時は3辺合計158cm前後、拡張すると160cmを超える可能性があります。

このようなソフトタイプのスーツケースは、前ポケットに厚みのある物を入れたり、帰国時にお土産で詰め込んだりすると、実測サイズが公称より大きくなりやすいです。

つまり、私のように158cm前後のLサイズソフトキャリーを使っている場合は、「Lサイズだから有料」と考えるのではなく、荷物を入れた状態で本当に158cm以内に収まっているかを確認するのが現実的です。

特に帰国時は、お土産や衣類でスーツケースが膨らみやすくなります。出発時は158cm以内でも、帰りに拡張ファスナーを開けると超えるケースは十分ありえます。

SFCでもサイズ超過は別問題として考える

SFCや、2028年4月以降のSFC LITEを気にしている人もいると思います。

ここで分けて考えたいのは、会員ステータスによる優待と、スーツケース自体のサイズ基準です。

ANA国内線では、スターアライアンス・ゴールドメンバーには無料手荷物許容量の拡大サービスがあると案内されています。ANA国際線でも、スターアライアンス・ゴールドメンバーは、搭乗クラスの無料手荷物許容量に対して+1個または+20kgが無料になると案内されています。

ただし、これは「158cmを超えるスーツケースが無条件で無料になる」と読むものではありません。サイズ・重量・個数は分けて見る必要があります。

SFCやSFC LITEを考える場合も、まずは自分の航空券で無料手荷物許容量がどう表示されているかを確認し、そのうえでスーツケースのサイズが158cm以内かを見る方が安全です。

報道で不安になったら、まず158cm基準で落ち着いて確認する

最後に、出発前に確認したいことをまとめます。

旅行パターン確認するもの
ANA国内線だけを買った国内線の無料手荷物許容量と超過料金
ANA国際線航空券に国内線区間が含まれる航空券面の無料手荷物許容量
国際線とは別にANA国内線を買った国内線の無料手荷物許容量と超過料金
スーツケースが158cm以内基本サイズ内
スーツケースが158cm超サイズ超過料金の対象になる可能性
SFC / SFC LITE優待とサイズ基準を分けて確認

テレビやネットニュースで不安になったら、まずは自分のスーツケースを測ってみてください。

3辺合計158cm以内か。重さは23kg以内か。国内線単独なのか、国際線旅程に含まれる国内線なのか。

この3つを確認すれば、「Lサイズだから全部有料」と慌てる必要はありません。

出発前にANA公式で最終確認

手荷物ルールは、搭乗日、航空券の旅程、購入した運賃、運航会社によって見方が変わることがあります。実際に預ける前に、国内線単独なのか、国際線旅程に含まれる国内線なのかを確認し、航空券面の無料手荷物許容量もANA公式ページや予約画面で確認してください。

ANA国内線の無料手荷物ルールを見る

ANA国際線の無料手荷物ルールを見る

ANA国内線の新ルールは、必要以上に怖がる変更ではなく、国際線と同じ感覚でサイズ・重量・個数を確認する変更です。国際線で使えるサイズのスーツケースを使っている人は過度に不安にならず、158cmを超えそうな場合だけ、出発前に実測しておくのが安心です。

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