2026年10月10日時点のSFC制度
ANAは2026年9月29日にSFC制度の見直し結果を発表しました。SFC PLUSとSFC LITEを分ける年間300万円基準は維持され、SFC LITEでもANAラウンジを条件付きで利用できます。

SFC PLUSの年300万円は、SBI証券のクレカ積立を使えば思ったより届きやすいのでしょうか。9月の見直しでSFC LITEでもラウンジを使えるなら、どこまで追うべきか迷います。

SBI証券の積立がSFCの判定額に反映されれば、300万円に近づきます。ただし、年120万円を最初から確定額にせず、まず対象実績を確認します。LITEでもラウンジを使えるため、追加支出だけでPLUSを追う必要はありません。
- 結論|300万円は「作れるか」と「作る価値があるか」を分けて考える
- 2026年9月見直し後のSFC PLUSとSFC LITEを確認する
- 300万円までの不足額を先に計算する
- ANAカード・ANA Payで300万円に入るもの、入らないものを分ける
- 300万円を作る手段は、まず公式条件が明確なものから使う
- SBI証券クレカ積立は最大年120万円|SFC判定への反映を確認する
- 被保険者が49歳以下なら「ちょこつみ」で年36万円をカード払いにできる
- 家族カードと複数のANAカードで残り金額はさらに変わる
- ANAカード→JAL Pay→ANA Payは二重反映を確認して使う
- SFC LITEからPLUSへは、300万円達成直後に切り替わるわけではない
- 追加支出なしで届くならPLUS、届かなければLITEで残す
- よくある質問
結論|300万円は「作れるか」と「作る価値があるか」を分けて考える
SFC PLUSの年間300万円は、買い物だけで300万円を使う必要はありません。対象になるANAカードの通常決済、家族カード利用分、複数のANAカード、ANA Payの対象決済に加え、資産形成へ回せるカード決済も組み合わせます。Visa・MastercardブランドのANAカードによるSBI証券のクレカ積立は年120万円まで組み合わせられますが、SFCの判定へ算入する額はANAのご利用実績照会で確認してから計算します。
ただし、達成しやすくなったことと、SFC PLUSを追う価値が高いことは別です。2026年9月の見直しで、SFC LITEでも国際線は羽田・成田・ホノルルのANAラウンジ、国内線は混雑時を除いてANAラウンジなどを利用できるようになりました。一方、スター アライアンス加盟他社を利用するときはSFC LITEはスター アライアンス・シルバーとなり、ラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先などは原則対象外です。
なお、SFC会員で100万ANAライフタイムマイル(LTマイル)に到達しているミリオンマイラーは例外です。ANA公式では、年間決済額に関係なくSFC PLUSとなります。ただし、SFCマイル特典の5,000マイルは年間300万円以上を達成した場合だけ進呈されます。
| 状況 | 先に考える選択 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 100万ANAライフタイムマイルに到達している | 300万円を作らなくてもSFC PLUS | 年間決済額に関係なくPLUS。ただし5,000マイル特典は年300万円以上が必要 |
| もともとの投資・生活費・旅行代で300万円へ届く | SFC PLUSを狙う余地あり | 追加支出を作らず、現在の支払い先をANA側へ寄せればよい |
| Visa・MastercardのANAカードでSBI証券を月10万円積み立てている | 年120万円が対象実績に反映された場合、残り180万円 | 反映前に年120万円を確定額として差し引かない |
| 被保険者が49歳以下で、積立保険も資産形成に合う | 「ちょこつみ」は月3万円なら年36万円 | 消費ではなく積立保険へカード決済を回せる |
| ANAカードとANA Payの両方へ反映する決済ルートを使う | 少額で実績照会を確認してから補助的に使う | 公式保証された二重計上ではなく、仕様変更リスクもある |
| ANA便中心で、主目的がANAラウンジ | SFC LITEも比較 | 9月見直しでLITEにも条件付きラウンジ利用が残った |
| スター アライアンス加盟他社をよく使う | SFC PLUSの価値が上がる | PLUSはスター アライアンス・ゴールド、LITEはシルバー |
| 不要な買い物、使い切れない残高、他カード特典の放棄が必要 | 無理に300万円を追わない | 300万円達成のための追加コストがPLUSの価値を上回りやすい |
私自身は、SFC PLUSのためだけに追加支出を作らない方針です。同じ判定期間内に実績照会へ反映された対象額と、これから予定する対象決済を合わせて自然に300万円へ届くならPLUSを狙い、届かなければSFC LITEを受け入れます。
2026年9月見直し後のSFC PLUSとSFC LITEを確認する
最初の判定期間は2026年12月16日から2027年12月15日までです。この1年間のANAカード・ANA Pay決済額をもとに、2028年4月1日からの区分が決まります。以後も区分判定は毎年行われます。この記事の確認日である2026年10月8日時点では初回判定期間はまだ始まっていません。2026年12月15日以前の決済を、初回判定期間の300万円へ先取りして足すことはできません。
| 主な違い | SFC PLUS | SFC LITE |
|---|---|---|
| 年間決済額 | 原則300万円以上。100万ANAライフタイムマイル到達者は決済額に関係なくPLUS | 100万ANAライフタイムマイル未到達で300万円未満 |
| ANAラウンジ | 利用可 | 国際線は羽田・成田・ホノルルのANAラウンジをANAグループ運航便利用時に利用可。国内線は混雑時を除いて利用可 |
| スター アライアンス | ゴールド | シルバー |
| SFCマイル特典 | 年間300万円以上なら5,000マイル | 対象外 |
| 300万円未達時 | ― | SFC会員資格そのものが退会になるわけではない |
国内線のSFC LITE向けラウンジは、年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休、出発便が集中する時間帯などは利用できない場合があります。ANAは事前予約の仕組みを導入予定で、詳細は2027年度中に案内するとしています。
9月見直し後のSFC PLUS・SFC LITEの違いはこちらです。
300万円までの不足額を先に計算する
年間300万円を12か月で均等に使うと月25万円ですが、最初から毎月25万円をANA側へ寄せる必要はありません。まず計算する判定期間を固定し、その期間に属する確認済み対象決済額(払い戻し等の控除後)と、まだ実行していない予定決済を分けます。初回判定期間が始まる前は、その期間の実績を0円として計画し、別の集計期間に表示された実績額を引かないでください。また、カードブランド変更前の利用分など公式条件で対象外になる金額は、確認済み対象決済額に含めません。
現時点の不足額=300万円−同じ判定期間に属する確認済み対象決済額です。今後の予定決済を差し引く場合は「達成見込み額」として別に記録します。SBI証券の積立や加盟店の決済方法など、算入が未確認の金額は実績と混ぜないでください。
SBI証券のクレカ積立を月10万円×12回行い、全額がSFC判定へ反映されたと仮定すると年120万円、残りは180万円(月平均15万円相当)です。これは実績ではなく試算です。家族カードなどの対象決済を加える場合も、同じ支払いを二重に足さないようにします。
SFC年300万円までの3つの試算|SBI積立を含める場合と含めない場合
以下は架空の家計で、12か月分の支払いがすべてその判定期間の対象になると仮定した試算です。実際の利用実績や達成保証ではありません。特にSBI証券の年120万円は、SFC判定に反映された場合だけ算入しています。
| ケース | 年間決済の内訳(仮定) | 条件付き試算額・不足額 |
|---|---|---|
| A:生活費と家族で達成 | 通常決済180万円(月15万円)+家族カード120万円(月10万円) | 300万円・不足0円 |
| B:SBI積立が反映 | 通常決済120万円(月10万円)+家族カード60万円(月5万円)+SBI積立120万円(月10万円) | 反映確認できれば300万円・不足0円 |
| C:SBI積立が未確認 | 通常決済120万円(月10万円)+家族カード60万円(月5万円)。SBI積立は一時的に0円扱い | 積立を除く試算額180万円・不足120万円 |
BとCは生活費が同じでも、SBI積立120万円を算入できるかで不足額が変わります。2026年12月16日の初回判定期間開始前には、上記いずれも確定実績ではありません。開始後はANAのご利用実績照会に反映された対象額を確認し、未確認の積立は0円で仮置きします。カード会社への決済データ到着や払い戻しのタイミングも考慮してください。
家賃・納税・事業経費などの大口支出を先に洗い出す
不足額を新しい保険や決済ルートで埋める前に、すでに支払っている大口の費用を確認します。金額が大きくても、対象ANAカードで実際に支払えて、その判定期間の対象決済として扱われるものだけを計画へ加えます。
- 家賃:物件・管理会社・保証会社に、手持ちの対象ANAカードでの支払いが可能か確認します。指定カードしか使えない場合や、カード決済手数料がかかる場合は、その条件で判断します。
- 納税:税目と納付先ごとに、対象ANAカードでの支払い可否、手数料、判定額への算入条件を確認します。納税なら必ず対象になるとは扱いません。
- 事業経費:個人事業主などは、普段の経費を本人の対象ANAカードで決済できるか確認します。勤務先の立替精算ルールにも従い、ANAカード(法人用)は判定の対象外である点に注意します。
例として、同じ判定期間内にSBI証券の積立120万円がANAの対象実績へ反映され、対象ANAカードで払える家賃が月8万円(年96万円)、日常の対象決済が月7万円(年84万円)なら、合計300万円です。家賃を対象ANAカードで支払えない場合は96万円を加えられません。決済サービスの手数料が必要なら他カードで払う場合との差も比較し、無理に切り替える必要はありません。
判定期間の終盤にまとめて決済すると、加盟店からカード会社への決済データ到着が間に合わず、想定した判定期間へ入らない場合があります。最終月の帳尻合わせではなく、実績照会への反映を見ながら不足額を更新します。
ANAカード・ANA Payで300万円に入るもの、入らないものを分ける
ANA公式では、券面に「ANA CARD」と記載された日本国内発行の対象ANAカードとANA Payの決済額を判定に使います。家族カード利用分は本会員へ合算され、対象ANAカードを複数持つ場合も、マイル口座が統合されていればANAカードの利用金額が合算されます。
| 利用 | 300万円の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 対象ANAカードの通常ショッピング | 入れる | 判定期間内に決済データが到着した対象利用で確認 |
| 対象ANAカードの家族カード利用分 | 本会員へ合算 | 本会員の300万円判定へ加わる |
| 複数の対象ANAカード | 条件を満たせば合算 | マイル口座が統合されていることを確認 |
| カードブランド変更・再発行など | 変更前の利用分に注意 | ブランド変更前の利用分は原則対象外。切り替え・再発行等でカード番号やAMC番号が変わった場合も対象外になることがある |
| ANA Payで対象となる支払い | 入れる | チャージ額ではなく、ANA Payで使った対象額を確認 |
| ANAカードからANA Payへのチャージ | 入れない | ANAカード側では対象外 |
| カード付帯の楽天Edy・PASMO・Suica・nimocaなど | 入れない | 付帯電子マネーの利用分は対象外 |
| 年会費・各種手数料・キャッシング | 入れない | 公式の対象外利用 |
| 払い戻し分 | 差し引く | 判定期間中に払い戻しデータが到着した場合は控除 |
ANA公式で直接確認する
300万円を作る手段は、まず公式条件が明確なものから使う
不足額が分かったら、まず公式に判定条件が明示された利用から積み上げます。通常決済や家族カードを土台にし、対象カードが決まっている方法や加入条件がある方法は自分が条件を満たすか確認します。二重反映を狙う補助ルートは、実績照会で確認できた分だけ加えます。
| 手段 | 判断の置き方 | 使い方 |
|---|---|---|
| 対象ANAカードの通常決済・家族カード・対象ANA Pay決済 | 公式条件が明確 | ANA公式の対象条件に沿い、実績照会へ反映された金額を積み上げる |
| 家賃・納税・個人事業の経費など既存の大口支出 | 決済先と手数料を要確認 | 対象ANAカードで実際に支払える場合だけ計上し、手数料・対象条件と判定期間を確認する |
| Visa・MastercardのANAカードによるSBI証券クレカ積立 | 対象実績への反映を要確認 | 積立上限は月10万円。SFC制度ページではSBI証券を個別明記していないため、判定期間開始後の実績を確認した分だけ算入 |
| ちょこつみ | 加入条件あり | 年齢・商品性が自分の資産形成に合う場合だけ使い、反映額を確認する |
| ANAカード→JAL Pay→ANA Payなどの補助ルート | 要実績確認 | 二重計上は公式保証なし。ANA Payから楽天Edy等へのチャージは原則利用できない支払いと案内されているため、300万円達成の土台にしない |
SBI証券クレカ積立は最大年120万円|SFC判定への反映を確認する
三井住友カードつみたて投資では、SBI証券の投資信託を毎月100円から10万円までクレジットカードで積み立てられます。月10万円を12か月続ければ年120万円です。家族カードは登録できないため、本会員カードで積み立てる必要があります。
三井住友カードの公式案内では、投信積立の利用分はカード独自の年間利用金額特典などの集計対象外です。一方、ANAのSFC制度ページからは積み立て投資等を扱う決済額FAQへ案内されていますが、SFC制度ページ本文ではSBI証券を個別に明記していません。「三井住友カードの積立が可能」=「SFC PLUSの年300万円へ全額算入」ではありません。 まずカードの積立利用条件を確認し、初回判定期間の開始後はANAのご利用実績照会で実際の対象額を確認します。
三井住友カードつみたて投資で確認するのは、①利用するANAカードが三井住友カード発行の積立対応カードか、②その利用額がANAのSFC判定へ反映されるかの2段階です。Visa・MastercardブランドのANAカードでも、カードの登録可否とANA判定への算入を混同しないでください。JCB・American Express・DinersのANAカードにまで三井住友カードつみたて投資の条件を広げることもできません。
SBI証券の積立に合わせてANAカードをVisa・Mastercardへブランド変更する場合は要注意です。ANA公式ではブランド変更前のカード利用分は原則対象外とされます。切り替え・再発行等でカード番号やANAマイレージクラブお客様番号が変わった場合も対象外になることがあるため、旧カードの利用額をそのまま300万円へ足さず、変更条件を確認して不足額を計算し直してください。
SBI証券クレカ積立の確認先
SBI証券のクレカ積立に使うカードと、Vポイントのマイル交換はこちらです。
被保険者が49歳以下なら「ちょこつみ」で年36万円をカード払いにできる
日本生命の積立保険「ちょこつみ(ニッセイ傷害保障付積立保険)」は、保険料をクレジットカードで支払えます。月払保険料は3,000円、5,000円、1万円、2万円、3万円から選べ、同一被保険者の上限は月3万円です。月3万円なら12か月で36万円をカード決済へ回せます。
加入できる被保険者の年齢は0~49歳で、スマホ申込みは18~49歳です。保険料の払込みは3年間、保険期間は10年間です。2026年4月1日基準の公式例では、月1万円を3年間支払った累計保険料36万円に対し、払込期間満了日の翌日の解約払戻金は36万3,700円、満期保険金は37万9,000円と案内されています。
SFC PLUSのためだけに保険へ加入するのではなく、もともとの資産形成方針に合う場合の選択肢です。ANAカードを支払カードとして利用できる場合でも、年間300万円判定へ加える金額はANAのご利用実績照会へ反映された分で確認します。
ちょこつみの公式条件
家族カードと複数のANAカードで残り金額はさらに変わる
ANA公式は、家族カード利用分を本会員の利用分へ合算すると明記しています。さらに対象ANAカードを複数持っている場合、マイル口座が統合されていればANAカード利用金額は合算されます。ただし、複数カードを保有している場合の合算と、カードブランドを変更した場合の旧カード利用分は別扱いです。ブランド変更前の利用分は原則対象外となるため、切り替え時に従来の実績がそのまま残る前提で計算しないでください。
そのため、本会員だけで年300万円を作る家庭と、日常の食費・通信費・旅行代などを家族カードへ集めている家庭では、難易度が大きく変わります。ただし、SBI証券の三井住友カードつみたて投資には家族カードを登録できません。「家族カード利用分はSFC判定へ合算される」と「家族カードでも投信積立を使える」は別の話です。
家族カードを含めた300万円の計算例はこちらです。
ANAカード→JAL Pay→ANA Payは二重反映を確認して使う
ANAカード → JAL Pay → ANA Pay → 楽天Edy → 楽天キャッシュ → 楽天証券は、ANAカード側とANA Pay側の両方に決済額が反映されれば、同じ資金移動で2つの実績を積み上げられます。楽天キャッシュは楽天証券の投信積立に使えるため、最後は投資へ回せます。
二重反映には、「ANAカード→JAL Pay」がANAカード利用額へ、「ANA Pay→楽天Edy」がANA Pay利用額へそれぞれ反映される必要があります。ANAが二重計上を保証した方法ではないため、少額で試し、ANAのご利用実績照会で両方への反映を確認してから使います。
2026年8月1日から、楽天Edy→楽天キャッシュは1か月1万円までです。単純な12か月換算なら楽天キャッシュへ移せるのは12万円で、ANAカード側とANA Pay側へ同額が反映される場合の積み上げ効果は最大24万円相当が目安です。SFC PLUSの判定期間は12月16日から翌年12月15日なので、実際に何回使えるかは各月の利用日と実績反映時期で確認します。
入口のANAカードにも注意が必要です。JAL Pay公式では、JALカード以外のMastercard・JCB・Diners Clubはクレジットカードチャージ手数料なしですが、VisaはJALカードやセゾンカードを除いて2.75%(税込)の手数料がかかります。1万円をチャージすると275円が差し引かれ、JAL Payへ入るのは9,725円です。American ExpressはJALカード以外の利用可能ブランドに含まれていません。
ANA Pay公式では、楽天Edyを含む各種プリペイド・電子マネーへのチャージは「原則利用できない支払い」とされています。通常決済やSBI証券のクレカ積立と同じ確実性では使えません。
ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュの月1万円上限と、SFC PLUSへの影響はこちらです。
SFC LITEからPLUSへは、300万円達成直後に切り替わるわけではない
ANA公式では、12月16日から翌年12月15日までの1年間の決済額をもとに、次年度の区分を決めます。年間300万円へ途中で到達しても、その日からSFC PLUSへ即時変更される仕組みではありません。
この点は「いったんLITEになってから、必要になった年だけ300万円を使えばすぐPLUSへ戻れる」と考えている場合に重要です。戻したい時期から逆算して、どの判定期間の利用額がどの年度へ反映されるかを確認します。翌年度の区分は3月頃にメールで案内予定とされています。
追加支出なしで届くならPLUS、届かなければLITEで残す
2026年9月の見直しで、SFC LITEは4月発表時より使いやすくなりました。ANA便中心でラウンジを使いたいだけなら、300万円未達でもすべてを失うわけではありません。一方、海外でスター アライアンス加盟他社のラウンジや優先サービスを使う人にとっては、スター アライアンス・ゴールドを維持できるSFC PLUSの価値が残ります。
私は、年300万円のために不要な買い物を増やしたり、使い切れないANA Pay残高を作ったり、もともとの投資計画を超えて投信積立を増やしたりはしません。また、ANA側へ決済を寄せることで、他のカードで得ている還元や保険、利用特典を失うなら、その機会費用も300万円達成のコストとして見ます。
還元差だけを先に見るなら、ANA側へ新たに寄せる金額 × 他カードとの還元率差 = 還元差の機会費用で概算できます。たとえば、もともと他カードで使う予定だった100万円をANA側へ移し、還元率の差が0.5%分(たとえば1.0%と0.5%)なら、5,000円相当です。これはカード固有の損得を断定する数字ではなく、計算方法の例です。年間利用特典や保険、キャンペーンなどの差があれば別に加えて判断します。
| 他カードからANAカードへ移す年間決済額 | 他カードの還元率が0.5ポイント高い場合 | 1.0ポイント高い場合 |
|---|---|---|
| 100万円 | 5,000円相当の還元差 | 10,000円相当の還元差 |
| 200万円 | 10,000円相当の還元差 | 20,000円相当の還元差 |
| 300万円 | 15,000円相当の還元差 | 30,000円相当の還元差 |
表は同じ12か月に他カードからANAカードへ新たに振り替える決済額だけを比較した例です。すでにANAカードで支払う予定の分を振り替えコストへ二重計上しません。年会費差が生じる場合の差額、決済手数料、失う他カードの年間利用特典・保険などは別に加えます。SFC PLUSの5,000マイル特典も300万円達成が条件で、読者ごとにマイルの使い道が異なるため、一定の円価値へ換算して加算していません。
例えば新たにANA側へ寄せる100万円の還元差が5,000円相当なら、その金額に手数料などの追加負担を足し、LITEでは使えずPLUSで利用したい特典と比べます。ANAグループ便中心で条件付きラウンジ利用で足りる人は、LITEのままでもよいでしょう。スター アライアンス加盟他社のラウンジ・優先サービスを使う頻度が高い人は、PLUSを追う費用をその利用機会と比較します。
初回判定期間が始まる前は対象になる予定支出を洗い出し、開始後は次の3ステップで不足額を見直します。
- 判定期間を確認し、ANAのご利用実績照会から同じ判定期間に属する対象額だけを確認する。初回期間の開始前は実績を0円として計画し、別期間の決済額を差し引かない。
- 同じ判定期間の予定決済を洗い出す。家族カードに加え、家賃・納税・事業経費などは対象ANAカードの決済可否と手数料を確認してから足す。SBI証券積立は判定額への反映を確認できた分だけ足す。ちょこつみは条件が合う場合に限り、JAL Pay→ANA Payの補助ルートは少額で両方への反映を確認できた場合だけ数える。すでに実績へ入れた支払いは二重計上しない。
- 残りを普段の支払いで無理なく埋められるならSFC PLUSを狙う。追加支出や使い切れない残高が必要なら、SFC LITEで残す。
SFC LITEで残し、ANAへ寄せない決済をJAL側へ移す場合はこちらです。
SFCカード自体を解約せず、年会費を抑えて残す選択肢はこちらです。
よくある質問
2026年12月16日より前のANAカード利用額も初回の300万円判定へ入りますか?
入りません。初回の判定期間は2026年12月16日~2027年12月15日です。期間開始前に表示されている別期間の実績を初回300万円から引かず、開始後は同じ判定期間に属する対象決済額だけを確認します。払い戻し等による控除にも注意してください。
100万ANAライフタイムマイルなら年300万円は不要ですか?
100万ANAライフタイムマイルに到達しているSFC会員は、ANAカード・ANA Payの年間決済額に関係なくSFC PLUSです。ただし、SFCマイル特典の5,000マイルは年間300万円以上を達成した場合だけ進呈されます。
SBI証券のクレカ積立を年120万円として計算してよいですか?
月10万円を12か月続ければ、SBI証券のクレカ積立額そのものは年120万円です。ただし、年120万円がSFC PLUS判定にそのまま入ると確定しているわけではありません。ANAのSFC制度ページではSBI証券の積立を個別明記していないため、初回判定期間の2026年12月16日以降、ANAのご利用実績照会に反映された対象額だけを300万円から差し引きます。家族カードは三井住友カードつみたて投資には登録できません。
ちょこつみは年間300万円を作る方法に使えますか?
クレジットカード払いを選べ、同一被保険者で月3万円までなので、年36万円のカード決済になります。ただし、加入対象は被保険者0~49歳、スマホ申込みは18~49歳です。ANAカードで支払う場合も、SFC PLUSの判定額へ加えるのはANAのご利用実績照会に反映された金額で確認してください。
ANAカード→JAL Pay→ANA Payで二重に積み上げられますか?
ANAカード側とANA Pay側の両方へ反映された実績を確認できれば、同じ資金移動で2つの決済額を積み上げられます。ただし、ANAが二重計上を保証した方法ではなく、ANA Pay公式は楽天Edyへのチャージを原則利用できない支払いとして挙げています。楽天Edy→楽天キャッシュも月1万円までなので、少額で反映を確認して使う補助ルートです。
ANAカードからANA Payへチャージした金額は入りますか?
入りません。ANAカードからANA Payへのチャージ金額はANAカード側の対象外です。ANA Payで対象となる支払いに使った利用額を確認します。
判定期間の途中で300万円へ達したら、すぐSFC PLUSになりますか?
すぐには切り替わりません。1年間の判定期間の決済額をもとに、次年度の区分が決まります。途中達成の時点ではなく、対象となる判定期間と翌年度の適用時期を確認してください。
年300万円へ届かなければSFCを解約するべきですか?
300万円未達だけで解約する必要はありません。SFC LITEとして会員資格は残り、ANA便利用時のサービスや条件付きのANAラウンジ利用もあります。スター アライアンス加盟他社をどの程度使うか、カード年会費、他カードへ決済を寄せた場合の価値まで比べて決めます。









