2026年8月、インドネシア・スラバヤ滞在中に下痢、腹痛、発熱が続き、Siloam Hospitals Surabayaを2回受診しました。
最初にJCBのカード付帯海外旅行保険の窓口へ電話し、案内された病院の中からSiloam Hospitals Surabayaを選びました。1回目は緊急外来、3日後の2回目は一般外来を受診。どちらも病院窓口で治療費を立て替えず、帰国後に保険金請求書や追加書類を提出することもありませんでした。
今回の旅行では、海外旅行保険の対象になるクレジットカードをほかにも複数持っていました。ただ、保険利用のために連絡したのはJCBの窓口だけです。JCBの保険受付では「今回利用しているカードは何か」と聞かれ、私からJCB THE CLASSとANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカードの2枚を申告しました。
- STEP 1JCB保険窓口へ電話
保険案内に記載された窓口へ電話
- STEP 2利用カードを申告
JCB THE CLASSとANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカードを申告
- STEP 3付帯条件を確認
カードの付帯条件とキャッシュレス診療を利用できるか確認
- STEP 4病院候補を案内してもらう
Prestige Internationalからキャッシュレス診療に対応できる病院を複数案内
- STEP 5病院を受診
宿泊先から近いSiloam Hospitals Surabayaで緊急外来を受診
- STEP 6再診を手配
症状が続いたため再連絡し、日本語サポート経由で一般外来を予約。3日後に再受診
- 結果窓口での立替払い0円
2回とも病院窓口での立替払いなし。帰国後の追加請求・書類提出もなし。
JCBの保険窓口へ電話した
今回のインドネシア旅行では現地SIMを使っていたため、通話パッケージを購入してインドネシア国内の連絡先へ電話しました。普段の海外旅行ではデータ通信を中心に考えがちですが、今回は保険を使う最初の段階で電話が必要になりました。
JCB公式では、カード付帯の海外旅行傷害保険でキャッシュレスサービスを利用する場合、海外ホットラインへ事前に連絡し、利用可能か確認するよう案内されています。利用可能と確認できれば病院での費用負担はありませんが、病院によっては立替払いが必要です。
損保ジャパンで受付が終わると、当時の案内ではPrestige Internationalの海外サポートへ引き継がれました。その後はWhatsAppで連絡し、キャッシュレス診療に対応できる病院を複数案内してもらいました。
利用しているJCBカードを聞かれ、2枚を私から申告した
保険受付で聞かれたのは、今回利用しているカードでした。そこで私から、JCB THE CLASSとANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカードを使っていると伝えました。
2枚を申告したあとの確認内容は同じではありませんでした。
JCB THE CLASSでは対象となる決済の日付と内容を確認された
JCB THE CLASSでは、担当者から保険適用の条件になる決済について聞かれました。カード明細を見ながら、「いつ支払ったか」「何の支払いだったか」を伝えました。
JCB公式では、JCB THE CLASSの海外旅行傷害保険にはカード利用条件があります。日本出国前に公共交通乗用具または募集型企画旅行の料金をカードで支払った場合、または日本出国後に公共交通乗用具の料金を初めてカードで支払った場合に、条件を満たした時点以降の旅行期間が補償対象になります。今回はカード明細を見ながら答えたため、海外からMyJCBを確認できる状態にしておくと、同じような確認にも対応しやすくなります。
ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカードでは同じ確認はなかった
ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカードも私から申告しましたが、JCB THE CLASSのように対象決済の日付や内容を聞かれることはありませんでした。
JCB公式では、ANA JCBゴールドカードの海外旅行傷害保険は自動付帯と案内されています。死亡・後遺障害の最高補償額は旅行代金のカード利用によって変わりますが、傷害・疾病の治療費用は自動付帯の補償に含まれます。
| カード | 2026年8月の受付で実際に確認されたこと | 2026年9月確認の公式条件 |
| JCB THE CLASS | 対象となる決済の日付・内容 | 海外旅行傷害保険は所定のカード利用条件あり |
| ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード | 対象決済の日付・内容の確認なし | 海外旅行傷害保険は自動付帯。死亡・後遺障害の最高補償額はカード利用で変わる |
参考として、今回JCBの保険受付で申告した2枚について、2026年9月時点のJCB公式情報にある本会員・家族会員向けの主な補償内容を並べると次のとおりです。
| 主な補償内容 | JCB THE CLASS | ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード |
| 付帯条件 | カード利用条件あり | 自動付帯 |
| 傷害による治療費用 | 1,000万円限度 | 300万円限度 |
| 疾病による治療費用 | 1,000万円限度 | 300万円限度 |
| 賠償責任 | 1億円限度 | 1億円限度 |
| 携行品損害 | 100万円限度 | 50万円限度 |
| 救援者費用等 | 1,000万円限度 | 400万円限度 |
補償条件や対象者、携行品損害の自己負担額などの詳細は、JCB公式資料で確認してください。
JCBの窓口にはこの2枚を申告しましたが、今回の受診費用が最終的にどちらの保険からいくら支払われたのかは確認していません。JCB公式では、傷害・疾病の治療費用など死亡・後遺障害以外の保険金について、複数のカード付帯保険から同時に保険金が支払われる場合、保険金額を合算した範囲内で実際の損害額を限度に、それぞれの保険から按分して支払われると案内されています。また、1回の事故について限度額がある場合は、その金額が上限となります。ただし、今回の2回の受診が実際にこの按分で処理されたかは確認していません。受付時の確認内容は、カードによって異なりました。
病院候補を案内してもらい、ホテルから最も近いSiloam Hospitals Surabayaを選んだ
Prestige Internationalからは、キャッシュレス診療に対応できる病院を複数案内してもらいました。その中から、宿泊していたホテルに最も近いSiloam Hospitals Surabayaを選びました。

体調が悪い状態で、外国人を受け入れているか、キャッシュレス診療に対応しているかを病院ごとに調べる必要がなかったのは助かりました。候補の中から距離で選べたので、受診先を決めるところで迷わずに済みました。

日本語サポートの担当者とはWhatsAppで連絡を取り合い、必要な場面ではビデオ通話も使いました。医師や看護師とは英語で会話できたため、診察そのものでは言葉に困りませんでした。
それでも、日本語サポートをお願いしてよかったと感じています。病院では診察以外にも、受付、保険関係の書類記入、受診までの手続きなどがあります。今回は、こうした事務的な部分も日本語サポートの担当者に親身に助けていただきました。英語で診察を受けられる場合でも、利用できるのであれば日本語サポートをお願いしておくと安心だと思います。
現在のプレステージ・グローバルソリューション公式サイトでも、海外旅行保険加入者向けに24時間日本語サービスとキャッシュレス・メディカルサービスが案内されています。
公式確認先
1回目は緊急外来を受診し、窓口での立替払いはなかった
1回目はSiloam Hospitals Surabayaの緊急外来へ行きました。症状は下痢、腹痛、発熱です。

受付では保険関係の書類を記入しました。キャッシュレス診療の手配が進んでいたため、診察前後に病院窓口で治療費を支払いませんでした。

医師と看護師とは英語で会話でき、症状を伝えるうえでは困りませんでした。診察後は下痢止め、アセトアミノフェン、整腸剤などを処方され、薬を飲みながら様子を見ることになりました。
3日後に一般外来を再受診し、2回目もキャッシュレスだった
1回目の受診後も下痢、腹痛、発熱が続き、処方された薬も少なくなってきました。そこでPrestige International側の海外サポートへ連絡すると、日本語サポートの担当者から連絡がありました。希望する日時を伝えると、Siloam Hospitals Surabayaの一般外来を予約していただき、3日後に再受診しました。
体調が戻らない中で、自分で病院へ連絡して予約を取る必要がなかったのは本当に助かりました。


2回目は血液検査と便検査を受ける予定でしたが、便検査はキャンセルしてもらい、血液検査のみ受けました。医師からは、血液検査に異常はないと説明を受けました。

その後、抗生剤など複数の薬を処方されました。翌日には体調がかなり回復していました。
2回目も病院窓口で治療費を支払わず、立替払いなしで受診を終えました。
2回とも窓口で支払った治療費は0円で、帰国後の追加手続きもなかった
1回目、2回目、帰国後までをまとめると次のとおりです。
| 場面 | 受診・手続き | 私が病院窓口で支払った治療費 | 追加手続き |
| 1回目 | 緊急外来 | 0円 | ― |
| 2回目 | 3日後に一般外来 | 0円 | ― |
| 帰国後 | ― | ― | 保険金請求書・追加書類の提出なし |
この「0円」は、病院で発生した医療費そのものが0円だったという意味ではありません。キャッシュレス診療の手配によって、私が病院窓口で治療費を立て替えなかったという意味です。
帰国後も、今回の受診について保険金請求書を改めて提出したり、追加書類を送ったりする手続きはありませんでした。Siloam Hospitals Surabayaを受診した今回の実例であり、病院や保険の条件が違えば同じ流れになるとは限りません。
実際に必要だったのは、保険条件だけでなく海外から電話できる手段だった
今回、実際に必要になったのが「海外から電話できる手段」です。インドネシアでは現地SIMの通話パッケージを購入して、国内の保険窓口へ電話しました。
別の海外旅行では、海外滞在中にRakuten Linkから日本国内の電話番号へ連絡したこともあります。楽天モバイル公式では、海外の対象国・地域から日本国内への電話は無料と案内されています。海外にいても、日本国内の電話番号へ無料で発信できるため、保険会社の国内連絡先へ電話したい場面でも便利です。
ただし、海外からは0570などの他社接続サービスや一部の特番へ発信できず、0120のフリーダイヤルにもつながりません。保険会社の連絡先が0570や0120だけの場合に備え、海外から発信できる一般電話番号も出発前に控えておきます。Rakuten Linkを海外で使う予定なら、渡航前に国内で認証・初期設定を済ませておく必要があります。楽天モバイル公式では、海外ローミングエリアによっては海外で認証できない場合があると案内しています。できれば、出発前に実際に発信できるところまで確認しておくと安心です。
海外から日本へ電話するときのRakuten Linkの使い方や注意点は、次の記事で詳しく整理しています。
そのため次の旅行では、「保険に入っているか」だけでなく、実際に連絡できるところまで出発前に確認しておきます。
- 使うカードの海外旅行保険が自動付帯か、カード利用条件があるか
- カード利用条件がある場合、対象となる支払いをMyJCBや明細で確認できるか
- 海外から連絡する保険窓口の電話番号
- 現地SIMの通話機能やRakuten Linkなど、実際に発信できる手段があるか。Rakuten Linkを使う場合は、渡航前に国内で認証・初期設定を済ませ、可能なら発信テストもしておく
- キャッシュレス診療で日本語サポートを利用できる場合、診察の通訳が不要でも、受付・書類記入・予約・保険手続きの支援を依頼できるか確認する
- キャッシュレス診療を使う場合、自己判断で病院を決める前に窓口へ連絡し、キャッシュレス診療を利用できるかと受診先を確認する
スラバヤでは2回とも立替払いなしで受診できた
今回のスラバヤでは、カード付帯の海外旅行保険を使って2回受診し、どちらも病院窓口で治療費を立て替えず、帰国後の追加書類提出もありませんでした。
今回の経験から、次の海外旅行では、使うカードの保険条件と必要な決済履歴を確認できる状態にし、保険窓口の番号と海外から実際に発信できる手段を出発前に用意します。キャッシュレス診療を使う場合は、病院へ直接行く前に保険窓口へ連絡し、キャッシュレス診療を利用できるかと受診先を確認します。
キャッシュレス診療で立替払いが不要でも、治療費用の補償額が十分とは限りません。手持ちのカードだけで足りるか、追加の海外旅行保険が必要かを確認したい方は、「海外旅行保険は必要?クレジットカード付帯で足りるか」で補償額の考え方をまとめています。




