
アシアナ統合で、ANAマイル・JALマイル・UAマイルはそれぞれ何が変わるんですか?アシアナ便はまだ取れるんでしょうか。

まずは「どのマイルで、どの航空会社の便を、いつまで使えるか」を分けます。特にアシアナ運航便は、発券日ではなく搭乗完了日で見るのがポイントです。
アシアナ航空と大韓航空の統合で、マイルを使った特典航空券の考え方が変わります。
ANAマイルでアシアナ便はいつまで取れるのか。UAマイルでアシアナ運航便を使ってよいのか。JALマイルで統合後の大韓航空や旧アシアナ路線を使えるようになるのか。韓国へよく行く人は、JALマイルやJGCへ寄せた方がよいのか。
この記事では、アシアナ航空と大韓航空の統合について、ANAマイル・JALマイル・UAマイル・Asiana Clubマイルを使う日本人マイラー向けに整理します。2026年6月時点で確認できた公式発表をもとにした実務判断です。
結論からいうと、アシアナ運航便を使うスターアライアンス系の特典航空券は、発券日ではなく全旅程の搭乗完了日を基準に考える必要があります。
2026年6月時点で大韓航空が公表している統合大韓航空の出発日は2026年12月17日です。ANAマイル・UAマイル・Asiana Clubマイルを問わず、アシアナ運航便を絡めるなら2026年12月16日までに全区間を乗り終える前提で考えるのが安全です。
まず押さえたい結論
今回の統合で、マイル利用者が最初に押さえるべきことは次の4つです。
| 利用するマイル | 2026年6月時点の見方 |
|---|---|
| ANAマイル | ANA公式上、アシアナは提携航空会社として掲載継続。ただし統合日以降のOZ特典保護は専用告知未確認 |
| United MileagePlus | スターアライアンス特典の枠組みでは使える可能性があるが、OZ便の統合日またぎ保護は未確認 |
| JALマイル | 2026年6月時点でアシアナ運航便を発券できる根拠は確認できない。JALで見るべきは大韓航空の日本=韓国線 |
| Asiana Club | スターアライアンス特典は統合日前日までに全旅程完了が重要 |
誤解しやすいのは、「発券しておけば大丈夫」と考えてしまうことです。
アシアナ統合では、発券日よりも実際の搭乗日が重要です。2026年12月17日以降にアシアナ運航便へ乗る旅程を持っている場合、たとえ発券済みでも、搭乗拒否や予約取消の可能性が示されています。
判断の基準は、発券日ではなく、全区間を乗り終える日です。

統合日はいつなのか
大韓航空は、2024年12月12日にアシアナ航空を子会社化しました。ただし、これはマイレージ制度やアライアンスが同日に切り替わったという意味ではありません。
日付は次のように整理できます。
| 日付 | 意味 |
|---|---|
| 2024年12月12日 | 大韓航空がアシアナを子会社化 |
| 2026年12月16日 | アシアナのスターアライアンス系特典を安全側で使う搭乗完了期限 |
| 2026年12月17日 | 大韓航空公式が公表している統合大韓航空の出発日 |
| 2027年1月1日 | 一部で出る表現だが、特典航空券の搭乗期限として使える一次ソースは確認できていない |
記事やSNSでは2027年1月1日という表現を見かけることがあります。ただし、アシアナのスターアライアンス特典については、実務上の基準は「統合日前日までに全旅程完了」です。2026年6月時点で大韓航空が統合大韓航空の出発日として公表しているのが2026年12月17日なので、特典航空券の実務では2026年12月16日を安全側の締切として見ます。
アシアナのスターアライアンス特典はいつまで使える?
公式参照|アシアナ統合とスターアライアンス特典の確認先
- アシアナ公式:Star Alliance Flight Awards:2026年12月1日〜16日、統合日前までの全旅程完了、搭乗拒否・予約取消リスクの根拠
- 大韓航空公式ニュースルーム:統合大韓航空の出発日根拠
- アシアナ公式:Mileage Integration Guide:旧アシアナマイル、SKYPASS移行、10年維持、交換比率の根拠
アシアナ公式は、2026年12月1日以降出発分のスターアライアンス特典について、重要な案内を出しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | Star Alliance Award Tickets |
| 追加開放期間 | 2026年12月1日〜2026年12月16日 |
| 重要条件 | 発券日にかかわらず、全区間を統合日前に完了する必要がある |
「全区間を統合日前に完了する」という点が、今回の記事でもっとも重要な条件です。
たとえば、2026年12月10日に日本を出発してソウル経由で欧州へ行き、復路が2026年12月20日になる旅程を考えます。往路は統合前でも、復路が統合日以降にかかります。アシアナ公式の案内に照らすと、こうした旅程は安全とは言えません。
2026年12月1日から12月16日の間に往路も復路もすべて乗り終える旅程であれば、アシアナ公式が案内している追加開放期間の中に収まります。アシアナをスターアライアンス特典で使うなら、帰国便・乗継便を含めて2026年12月16日までに全区間を終えるという見方が現実的です。
ANAマイルでアシアナはいつまで使える?
公式参照|ANA・JAL・Unitedの提携特典確認先
- ANA公式:Asiana Airlines [OZ] Partner Airlines:ANA公式上でアシアナが提携航空会社として掲載されている根拠
- ANA公式:Partner Flight Awards:ANA提携航空会社特典の基本ルール確認先
- JAL公式:Korean Air partner award:JALマイルで大韓航空特典を使える範囲、日本=韓国線の根拠
- United公式:Award travel:UAマイルでスターアライアンス特典を探す枠組みの確認先
ANA公式の提携航空会社ページでは、アシアナ航空がANA Mileage Clubの提携航空会社として掲載されています。つまり、2026年6月時点では、ANA公式上でアシアナが提携対象として残っていることは確認できます。
ただし、ここで注意したいのは、ANA公式に「アシアナ統合後、発券済みのOZ特典航空券をどう扱うか」という専用告知が確認できないことです。
そのため、ANAマイルでアシアナを使う場合も、次のように考えるのが安全です。
| 旅程 | 判断 |
|---|---|
| 2026年12月16日までに全区間搭乗完了 | 検討しやすい |
| 2026年12月17日以降にOZ便へ搭乗 | 避けた方が安全 |
| 統合日をまたぐ長距離往復 | 変更・取消リスクを前提に見る |
| ANA便・他スターアライアンス便だけの旅程 | アシアナ統合リスクとは分けて考える |
ANAマイルでアシアナを使うなら、2026年の秋から12月前半までに完結する旅程が現実的です。ソウル経由で東南アジアや欧州へ行く場合は、復路の最終搭乗日まで見ます。復路が12月17日以降にかかるなら、別の航空会社や別のマイルを検討した方がよいです。
UAマイルでアシアナを使う場合
UAマイルを使う人にとっても、アシアナはこれまで使いやすいスターアライアンス便のひとつでした。燃油サーチャージが重い局面では、ANAマイルやJALマイルだけでなく、UAマイルも候補になります。筆者自身も、国際線特典を探すときは必要マイル数だけでなく現金負担まで見てUAマイルを比較対象に入れるようにしています。
UAマイルでアシアナ便を使う場合も、基本的な注意点はANAマイルと同じです。United公式では、スターアライアンス提携特典を検索する枠組みは確認できます。一方で、アシアナ統合専用の発券済みOZ便の扱いを示すページは確認できていません。UAマイルであっても、OZ運航便を絡めるなら2026年12月16日までに全区間を乗り終える前提で考えるのが保守的です。
アシアナが使いにくくなっても、UAマイルはスターアライアンス内で別の選択肢を探しやすい点が強みです。日本発なら、ANA、エバー航空、シンガポール航空、タイ国際航空、ターキッシュエアラインズなどが候補になります。アシアナだけに依存しない探し方へ切り替えることができます。
JAL・ANAの燃油サーチャージが高い時期は、特典航空券でも現金負担が大きくなります。アシアナ統合をきっかけに、UAマイルでも同じ方面を見比べると、実際の支払い額を整理しやすくなります。
JALマイルでアシアナや大韓航空は使える?
JALマイル派は、少し分けて考える必要があります。
2026年6月時点でJALマイルを使ってアシアナ運航便を発券できる根拠は確認できません。JALはワンワールド、大韓航空はスカイチーム、アシアナは統合前はスターアライアンスという位置づけです。
統合後にJALマイルで大韓航空を広く使えるようになるのかというと、そこも慎重に見た方がよいです。JAL公式の大韓航空提携特典では、JMB提携航空会社特典として大韓航空が掲載されています。ただし、対象は日本=韓国間で、KE便名またはJLコードシェアの大韓航空運航路線に限られると説明されています。大韓航空特典は最大2区間までの扱いなので、韓国経由でさらに遠くへつなぐ前提ではなく、日本=韓国線の往復に近い使い方として見る方が安全です。
「統合後はJALマイルで旧アシアナ路線も広く取れる」と考えるのは危険です。JAL公式に、そのような拡大を示す根拠は確認できていません。
| やりたいこと | 2026年6月時点の見方 |
|---|---|
| JALマイルでアシアナ運航便を取る | 対象外と見る |
| JALマイルで大韓航空の日本=韓国線を取る | JAL公式の対象範囲内 |
| JALマイルで韓国経由の長距離路線を狙う | 公式根拠未確認 |
| 統合後の旧アシアナ路線拡大に期待する | 2026年6月時点では期待しすぎない |
JALマイル派は、アシアナ統合を「韓国経由の長距離特典が急に広がる話」と見るより、大韓航空の日本=韓国線をどう使えるかに絞った方が現実的です。
韓国へよく行く人はJALマイル・JGCシフトも有力
公式参照|JALマイル・JGCシフトを考えるときの確認先
- JAL公式:JALグローバルクラブ入会資格:JGCに必要なLife Statusポイントや対象カードの根拠
- JAL公式:Life Status Program:JAL Life Statusポイントの制度確認先
- JAL公式:大韓航空提携特典:JALマイルで使える大韓航空特典の範囲確認先
アシアナ統合をきっかけに、韓国へよく行く人はJALマイル・JGCシフトも候補に入ります。ただし、「韓国に行く人は全員JALへ移るべき」という話ではありません。
JAL側が有力になるのは、次の条件が重なる場合です。
| 条件 | JAL/JGCシフトとの相性 |
|---|---|
| 日本=韓国線の単純往復が多い | 相性がよい |
| JALカード決済も増やしたい | 相性がよい |
| JAL Life Statusポイントを長期で積みたい | 相性が高い |
| JGCを長期保有したい | 有力 |
| 韓国経由で欧米・東南アジアへ特典航空券を広げたい | JALだけでは弱い |
JALの強みは、韓国渡航と日常決済をつなげやすいことです。JALカードで決済しながらJAL Life Statusポイントを少しずつ積み、JAL便や大韓航空の日本=韓国線を使う流れが作れる人にとっては、韓国渡航がJGCシフトの後押しになります。
一方で、韓国経由で欧州や東南アジアへ行きたい人は、JALだけに寄せすぎない方がよいです。旧アシアナの韓国以遠ネットワークまでJALマイルで広く使える前提にはできません。
ANA中心の運用からJAL側へ少し寄せるか迷う場合は、JAL/JGCシフトの考え方も確認しておくと整理しやすいです。
韓国へよく行くならデルタアメックスゴールドも候補になる
公式参照|デルタアメックスゴールドとスカイチーム特典の確認先
- アメックス公式:デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド:年会費、入会後1年間のゴールドメダリオン会員資格の根拠
- Delta公式:Medallion Benefits:Gold Medallion / SkyTeam Elite Plus特典の確認先
- Delta公式:Korean Air partnership:大韓航空搭乗時のSkyMiles・提携特典の確認先
- SkyTeam公式:Lounge Finder:SkyTeamラウンジ確認先
韓国渡航が多い人は、JAL/JGCシフトだけでなく、デルタアメックスゴールドも候補に入ります。理由は、大韓航空がスカイチームの中心的な航空会社であり、デルタ航空と大韓航空の関係が強いからです。
デルタアメックスゴールドは、JAL/JGCシフトの代替ではありません。JAL Life Statusポイントを積みたい人、JALカード決済を増やしたい人、JGCを長期で持ちたい人とは、直接つながりません。
逆に、大韓航空に有償搭乗する機会が多い人、仁川経由でアメリカやアジアへ行く人、スカイチームの上級会員特典を使いたい人には、JALとは別の意味で実用性があります。
| 軸 | 向く選択肢 |
|---|---|
| JAL便・大韓航空の日本=韓国線、JALカード決済、JGC/LSPを長期で積む | JALマイル・JGCシフト |
| 大韓航空に有償搭乗する、仁川経由で米国・アジアへ行く、スカイチーム特典を使う | デルタアメックスゴールド |
| ANAマイルやUAマイルでスターアライアンス特典を探したい | ANA/UAを残す |
| アシアナ運航便を統合後も前提にしたい | 避ける。2026年12月16日までの搭乗完了前提で見る |
デルタアメックスゴールドは、SFCやJGCの代替ではなく、スカイチーム搭乗時の快適性を上げる補助軸として位置づけると分かりやすいです。
Asiana Clubマイルを持っている人はどうする?
Asiana Clubマイルを持っている人は、さらに判断が分かれます。
アシアナ公式のマイレージ統合案では、既存のAsiana Clubマイルは、統合日から10年間「former Asiana Mileage」として維持される予定です。統合後に新しく貯まるマイルはSKYPASSマイルになり、旧アシアナマイルとSKYPASSマイルはSKYPASS口座内で別管理されると案内されています。
旧アシアナマイルで使える主な用途は、大韓航空特典航空券、アップグレード、Cash and Miles、Mileage Mallなどです。ただし、大韓航空特典航空券はエコノミーとプレステージクラスが対象とされています。
旧アシアナマイルをSKYPASSマイルへ交換することもできます。任意交換は残高全量一括で、交換比率は次のとおりです。
| マイルの種類 | SKYPASSへの交換比率 |
|---|---|
| 搭乗で貯めたAsiana Clubマイル | 1:1 |
| 提携先で貯めたAsiana Clubマイル | 1:0.82 |
この統合案は、最終承認前の案として扱われています。
Asiana Clubマイルを持っている場合、判断は2つです。
スターアライアンス特典として使いたいなら、統合前に使うことです。ANA、シンガポール航空、エバー航空、ルフトハンザ系など、スターアライアンス各社の特典に使いたいなら、2026年12月16日までに全旅程を完了する前提で考える必要があります。
大韓航空側で使う前提なら、旧アシアナマイルとして残すことができます。10年間の猶予はありますが、旧アシアナマイルとSKYPASSマイルを小分けで合算できるわけではなく、交換は全量一括になる点は注意が必要です。
2026年後半に特典航空券を探すなら
2026年後半に韓国経由の特典航空券を探すなら、次の順番で見ると整理しやすいです。
まず、アシアナ便を使いたい理由を分けます。単にソウルへ行きたいだけなら、ANAマイルでアシアナを無理に使う必要はありません。JALマイルで大韓航空の日本=韓国線を使う選択肢もありますし、有償航空券の方が安く済むこともあります。
ソウル経由で東南アジア、欧州、北米へ行きたい場合は、アシアナ便の有無が旅程全体に影響します。アシアナ便が出るかどうかだけでなく、全区間が2026年12月16日までに終わるかを先に見ます。
次に、ANAマイルだけでなくUAマイルも見ます。燃油サーチャージが高い時期は、必要マイル数が少なく見えても現金負担が重くなることがあります。UAマイルのように燃油サーチャージを抑えやすい選択肢も比較対象に入れると、実際の支払い額を判断しやすくなります。
最後に、韓国渡航が多い人は、JAL/JGCとデルタアメックスゴールドを別の軸として見ます。JAL/JGCは日本=韓国線・JALカード決済・JAL Life Statusポイント・JGCを長期でつなげる考え方、デルタアメックスゴールドは大韓航空やスカイチーム搭乗時の快適性を上げる考え方、UAマイルは燃油サーチャージを避けながらスターアライアンス特典を探す考え方です。同じ「韓国へ行く人向け」でも、役割が違います。
まとめ:アシアナは「発券日」ではなく「搭乗完了日」で見る
アシアナと大韓航空の統合で、マイル利用者が見るべきポイントは統合ニュースそのものではありません。大事なのは、自分のマイルで、いつまで、どの便に、どの条件で乗れるのかです。
アシアナ公式は、スターアライアンス特典について、発券日にかかわらず全旅程を統合日前に完了する必要があると案内しています。2026年6月時点で大韓航空が公表している統合大韓航空の出発日は2026年12月17日です。
そのため、ANAマイル・UAマイル・Asiana Clubマイルでアシアナ運航便を使うなら、2026年12月16日までに全区間を乗り終える前提で考えるのが安全です。
JALマイルについては、アシアナ運航便を発券できる話ではなく、大韓航空の日本=韓国線をどう使えるかという別の話として整理します。
韓国へよく行く人なら、今後はJALマイル・JGCシフトも有力です。特に、日本=韓国線の単純往復が多く、JALカード決済やJAL Life Statusポイントも長期で積みたい人には相性があります。
一方で、大韓航空に有償搭乗する機会が多い人、仁川経由でアメリカやアジアへ行く人、スカイチームのラウンジや優先サービスを使いたい人には、デルタアメックスゴールドも候補になります。
- アシアナを使うなら、2026年12月16日までに乗り終える
- 韓国単純往復が多いなら、JAL/JGCシフトを考える
- 大韓航空・スカイチーム搭乗が多いなら、デルタアメックスゴールドも見る
- 燃油サーチャージを避けたいなら、UAマイルも残す
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