
SFC LITEになると、出発前のANAラウンジだけじゃなくて、到着時ラウンジも使えなくなるんですか?

ANA公式では、SFC LITEはANAラウンジ利用不可と案内されています。だから、到着時ラウンジも前提を見直した方がよいです。一方でJALは、条件が合えば羽田到着時にTIATシャワールームを使えます。成田も2027年3月31日までの期間限定キャンペーンがあります。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)は、2028年度から大きく変わります。
これまでのSFCは、ANA便やスターアライアンス便に乗るときのラウンジ利用、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先受け取りなどを長く使えるカードとして見られてきました。
ところが、ANAは2028年4月からSFCをSFC PLUSとSFC LITEに分ける制度変更を発表しています。SFC PLUSはANAカード・ANA Payの年間決済額300万円以上、SFC LITEは300万円未満という区分です。ANA公式では、SFC PLUSはANAラウンジを利用可能、SFC LITEはANAラウンジを利用不可と案内されています。
ここで気になるのは、出発前のラウンジだけではありません。
到着時ラウンジや、帰国後にシャワーを使えるかどうかです。
結論から言うと、JALは条件を満たせば、国際線到着後にシャワーを使える場面があります。
羽田空港では、JAL運航国際線をJAL便名で利用する対象会員向けに、到着時のみ利用できるTIATシャワールームが案内されています。
成田空港についても、2026年4月1日〜2027年3月31日までの期間限定キャンペーンとして、JAL国際線で成田空港へ到着した対象者向けに、ナインアワーズ運営のシャワールームを無料で利用できる案内があります。
つまり、2028年以降にANA SFC LITEになる場合、ANA側ではラウンジ目的の使い方を前提から置き直す必要があります。一方で、JAL側には、羽田では到着時シャワー、成田では期間限定キャンペーンによる到着後シャワーという分かりやすい比較材料があります。
この記事では、ANA SFC LITEで到着時ラウンジをどう考えるべきか、JALの到着後シャワーとの違い、そしてSFC PLUS年300万円を無理に追うべきかを整理します。
公式情報で確認すること
制度、対象者、キャンペーン期間、ラウンジ利用条件は変更される可能性があります。公開前・申込前・搭乗前には、必ず公式ページで最新条件を確認してください。
結論:JALは条件を満たせば到着後シャワーを使える
まず、この記事で一番大事な答えから整理します。
JALは、条件を満たせば、国際線到着後にシャワーを使える場面があります。
| 空港 | 到着後シャワー | 扱い |
|---|---|---|
| 羽田空港 | TIATシャワールーム | 到着時のみ。JAL上級会員・JGCなどが対象 |
| 成田空港 | ナインアワーズのシャワールーム | 2027年3月31日までの期間限定キャンペーン |
羽田は、JAL公式の国際線ラウンジ案内に「TIATシャワールーム(到着時のみ)」が掲載されています。JAL運航国際線をJAL便名で利用する対象会員が利用できる扱いです。対象には、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブが含まれます。
成田は、羽田と同じ恒常的なラウンジ案内ではなく、キャンペーンとしての扱いです。JAL公式では、2026年4月1日〜2027年3月31日まで、JAL国際線で成田空港へ当日到着した対象者がナインアワーズのシャワールームを無料で利用できると案内されています。
ここは、ANA SFC LITEとの比較で重要です。
SFC LITEになると、ANAラウンジは利用できません。ANA公式でも、SFC LITEは「ANAラウンジ」を利用できない区分として説明されています。
そのため、2028年以降にSFC LITEになる人は、出発前のANAラウンジだけでなく、到着時のラウンジ・シャワーまで含めて、これまでの使い方を前提から置き直した方がよいです。
海外旅行では、帰国後のシャワーは帰国後の動き方に直結します。
欧米線や深夜便で帰国し、朝に羽田や成田へ着くと、そのまま自宅へ帰るだけでも疲れます。まして、仕事、国内線乗り継ぎ、家族の予定、長距離移動が続く場合は、空港で一度シャワーを浴びられるかどうかで体感が変わります。
だからこそ、SFC制度変更は「出発前ラウンジが使えなくなる話」だけで終わらせない方がよいです。
帰国後の快適性まで含めて、ANAをどう残し、JALをどう使うかを考えるタイミングです。

ANA SFC LITEは2028年以降、ANAラウンジ利用不可になる
ANAの制度変更では、SFC会員が一律で同じ特典を使える形ではなくなります。
2028年4月からは、前年のANAカード・ANA Payの年間決済額に応じて、SFC PLUSとSFC LITEに分かれます。判定期間は2026年12月16日から2027年12月15日までで、2028年4月から新しい区分でのサービスが始まります。
大きな違いは、ラウンジです。
| 区分 | 条件 | ANAラウンジ | スターアライアンス資格 |
|---|---|---|---|
| SFC PLUS | ANAカード・ANA Pay年間決済額300万円以上 | 利用可 | スターアライアンス・ゴールド |
| SFC LITE | ANAカード・ANA Pay年間決済額300万円未満 | 利用不可 | スターアライアンス・シルバー |
SFC PLUSになれば、ラウンジを含む各種サービスを引き続き使えます。
一方で、SFC LITEはANAラウンジが利用できません。
ANA公式のFAQでも、年間決済額が300万円に届かなかった場合について、退会にはならないものの、ラウンジは利用できず、ANAグループ便利用時はラウンジ利用以外のサービス、スターアライアンス加盟航空会社利用時はスターアライアンス・シルバー資格に準ずるサービスを提供すると説明されています。
ここで大事なのは、SFC LITEが「完全に無価値」になるわけではないことです。
優先チェックインや優先搭乗、手荷物優先受け取りなど、ラウンジ以外の価値は残ります。ANA便を使う人なら、SFCを残す意味はまだあります。
ただし、ラウンジ目的でSFCを持っていた人にとっては、話が変わります。
現行のANAラウンジ利用基準一覧では、ANA ARRIVAL LOUNGEが掲載され、ANAグループ運航便搭乗時に利用できると案内されています。
SFC LITEはANAラウンジ利用不可と案内されているため、現行基準でANA ARRIVAL LOUNGEが対象に含まれている使い方も、2028年以降は期待しにくくなります。
ただし、最終的な対象ラウンジや細かな利用条件は、制度開始時点のANA公式利用基準で確認する必要があります。
到着時ラウンジ・帰国後シャワーで見るとJALとの差は大きい
SFC制度変更の話では、どうしても「出発前にANA LOUNGEへ入れるか」に注目しがちです。
でも、海外旅行で差が出るのは、帰国後です。
出発前なら、まだ代替手段があります。
空港内レストランで食事をする、カードラウンジを使う、プライオリティパス付きカードでラウンジを探す、有料ラウンジを使う、空港ホテルで前泊する。もちろん全部が同じ価値ではありませんが、選択肢はあります。
一方で、到着後は選択肢が少なくなります。
| 場面 | 代替しやすさ |
|---|---|
| 出発前に座る場所を確保する | 比較的代替しやすい |
| 出発前に軽食を取る | 空港内レストランで代替しやすい |
| 乗り継ぎ中に休む | 空港・航空会社によって差が大きい |
| 帰国後にシャワーを浴びる | 代替しにくい |
| 早朝到着後に身支度する | 使える施設が限られる |
この点で、JALの到着後シャワーは判断材料になります。
羽田では、対象会員がTIATシャワールームを到着時に利用できる扱いがあります。成田でも、対象期間中は対象者向けにナインアワーズのシャワールーム無料キャンペーンがあります。
もちろん、JALなら誰でも使えるわけではありません。
JAL運航国際線をJAL便名で利用する必要がある、対象ステイタスや搭乗クラスがある、成田はキャンペーン期間が決まっている、混雑時に利用できない場合がある、といった条件があります。
それでも、SFC LITE後のANAと比べると、JAL側には「帰国後シャワー」という分かりやすい比較材料が残ります。
JGCを持っている人、JAL便を使う機会がある人、これからANA中心からJAL中心へ少しずつ寄せたい人にとって、この差は実用面で見逃しにくいです。
羽田はTIATシャワールーム、成田は期間限定のナインアワーズ無料キャンペーン
JALの到着後シャワーは、羽田と成田で扱いが違います。
羽田空港:TIATシャワールーム(到着時のみ)
羽田空港では、JAL公式の国際線ラウンジ案内に、JALファーストクラスラウンジ、サクララウンジと並んで、TIATシャワールーム(到着時のみ)が掲載されています。
対象は、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブなどです。
羽田到着後にシャワーを使えるのは、帰国後の動き方に直結します。
たとえば、深夜便で海外を出発し、朝に羽田へ着いた場合、シャワーを浴びてから帰宅するだけでも疲れ方が違います。仕事へ直行する人や、国内線・新幹線でさらに移動する人なら、なおさら差を感じやすいはずです。
成田空港:ナインアワーズのシャワールーム無料キャンペーン
成田空港では、JAL公式に「シャワールーム 無料キャンペーン」が掲載されています。
期間中、キャンペーン対象者は、ナインアワーズが運営するシャワールームを無料で利用できます。JAL公式では、早朝便で到着後にオフィスへ直行する人に便利なサービスとして案内されています。
対象期間は、2026年4月1日から2027年3月31日までです。
対象は、JAL国際線を利用して成田空港へ到着した当日利用者のうち、ファーストクラス・ビジネスクラス利用者、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ会員などです。
注意点は、成田はキャンペーン扱いであることです。
羽田のTIATシャワールームと同じ感覚で、今後もずっと続く前提で考えない方がよいです。公開時点では、必ず最新のJAL公式ページで期間と条件を確認する必要があります。
ただ、それでも成田到着時にシャワーを使える可能性があるのは、帰国後の移動を考えるうえで助かります。
成田は都心までの移動にも時間がかかります。長距離線で到着し、そこからスカイライナー、成田エクスプレス、バス、車でさらに移動するなら、空港でシャワーを浴びられるかどうかは、帰国後の疲れ方に影響します。
プライオリティパスは出発前の補完にはなるが、万能ではない
SFC LITEでANAラウンジが使えなくなるなら、プライオリティパス付きカードで補えばよいと考える人もいると思います。
これは、半分は正解です。
出発前のラウンジ対策として、プライオリティパスは候補になります。海外空港では、航空会社ステータスがなくても入れるラウンジが見つかることがあります。
ただし、万能ではありません。
近年は、カード会社ごとにプライオリティパスの条件が変わっています。レストラン利用が対象外になったり、リフレッシュ施設が使えなくなったり、無料回数に制限がついたりするケースがあります。
そのため、SFC LITE対策としてプライオリティパスを考えるなら、次の点を分けて確認した方がよいです。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 無料回数 | 年何回まで使えるか |
| 同伴者 | 無料か、有料か |
| レストラン利用 | 対象か、対象外か |
| リフレッシュ施設 | シャワーや休憩施設が対象か |
| 国内空港 | 自分が使う空港で意味があるか |
| 海外空港 | 渡航先・乗り継ぎ空港で使えるか |
特に、帰国後のシャワーを重視する場合、プライオリティパスだけで解決できるとは限りません。
SFC LITE後の対策は、「プライオリティパスを持てば全部解決」ではなく、JALの到着後シャワー、空港ホテル、有料シャワー、カードラウンジ、空港内施設を組み合わせて考える方が無理なく続けやすいです。
SFC PLUS年300万円を追うかは、ANA便の利用頻度で決める
SFC PLUS年300万円を追うかどうかは、「ANAが好きか」だけで決めない方がよいです。
見るべきなのは、年300万円をANAカード・ANA Payへ寄せたときに、ラウンジやスターアライアンス・ゴールドの価値をどれだけ回収できるかです。
| 判断 | 向いている人 | 理由 |
|---|---|---|
| SFC PLUSを狙う | ANA便・スターアライアンス便を年数回以上使う | ラウンジ、優先系サービス、スターアライアンス・ゴールドを回収しやすい |
| SFC PLUSを狙う | 年300万円を自然にANAカードへ寄せられる | 無理な支出や決済回しになりにくい |
| SFC LITEで残す | ANA便は使うが、利用頻度は多くない | SFC自体は残しつつ、ラウンジ目的の決済集中を避けられる |
| SFC LITEで残す | すでにJGCを持っている | JAL側の到着後シャワーやJAL実績も活かせる |
| SFC LITEで残す | 年300万円を作るために支出が増える | ラウンジのために不要な支出を増やすと本末転倒になりやすい |
ANA国際線やスターアライアンス便をよく使う人なら、SFC PLUSはまだ強いです。
一方で、ANA便が年1〜2回程度で、JALやワンワールド便も使うなら、年300万円をANA側へ寄せる意味は薄くなります。
年300万円をANA側へ寄せると、その分、JALカード、ホテル系カード、海外旅行保険付きカード、ポイントサイト、ほかの決済ルートへ回せる枠が減ります。
ラウンジのために決済を寄せた結果、JAL側の実績やホテルポイント、旅行保険の組み立てが弱くなるなら、SFC LITEで残す方が旅行全体のバランスは取りやすくなります。
私ならANAはSFC LITEで残し、JAL側へ少しずつ寄せる
私自身の考えとしては、SFC PLUS年300万円を無理に追うより、ANA側はSFC LITEで残し、JAL側へ少しずつ寄せる方が合っています。
ANAをやめるという意味ではありません。
SFCは、ラウンジが弱くなっても完全に手放すには惜しい部分があります。ANAグループ便を使うときの優先系サービスや、SFCを持っている安心感は残ります。
ただ、ラウンジのためだけに年300万円をANA側へ寄せるかと言われると、私は慎重に考えます。
すでにJGCを持っているなら、帰国後シャワーを含めてJAL側にも使える場面があります。長距離フライトで帰国したあと、羽田でシャワーを使えるなら、JAL便を選ぶ理由になります。
今後は、ANAはSFC LITEで残す。
JALは、JALカード、JAL NEOBANK、JAL Pay、JALモバイル、JALマイレージパークなどを使いながら、少しずつ実績を積む。
ラウンジ不足は、プライオリティパス付きカード、空港ホテル、有料シャワー、空港内施設で補う。
このくらいの距離感の方が、旅行全体のバランスを取りやすいと思います。
公式情報で確認すること
SFC LITE後のラウンジ条件は、制度開始前後にANA公式で再確認する必要があります。
特に確認したいのは、次の3点です。
| 確認先 | 確認すること |
|---|---|
| ANA公式 | SFC PLUS / SFC LITEの条件、ANAラウンジ利用可否 |
| ANA公式ラウンジ基準 | ANA ARRIVAL LOUNGEが対象に含まれるか |
| JAL公式 | 羽田TIATシャワールーム、成田シャワールームキャンペーンの対象条件 |
公式ページで最終確認
制度、対象者、キャンペーン期間、ラウンジ利用条件は変更される可能性があります。公開前・申込前・搭乗前には、必ず公式ページで最新条件を確認してください。
公式リンクは、最新条件を確認するためのものです。
一方で、実際にどう判断するかは、ANAをどの程度使うか、JAL便を増やすか、プライオリティパスや空港ホテルで補えるかによって変わります。
次に確認したいこと
まず確認したいのは、SFC PLUS年300万円を追うか、SFC LITEで残すかです。
SFC制度変更後の全体像を整理したい場合は、SFC LITE後のANA SFCの残し方を先に読むと、年300万円を追うべきか、SFCを軽く残すべきかを判断しやすくなります。
ANAをSFC LITEで残す方向にしたら、次はJAL側へどこまで寄せるか、ラウンジ不足を何で補うかを決めておくと動きやすくなります。
まとめ:SFC LITE後は「帰国後の快適性」まで含めて考える
2028年以降、ANA SFCはSFC PLUSとSFC LITEに分かれます。
SFC PLUSなら、ラウンジを含む各種サービスを引き続き使えます。
一方、SFC LITEではANAラウンジが利用できません。現行のANAラウンジ利用基準でANA ARRIVAL LOUNGEが掲載されていることを考えると、出発前だけでなく、到着時のラウンジ利用まで含めて前提を置き直した方がよいです。
このとき、JAL側には分かりやすい比較材料があります。
羽田空港では、対象会員向けに到着時のみ利用できるTIATシャワールームが案内されています。成田空港でも、期間限定ではありますが、対象者向けにナインアワーズのシャワールーム無料キャンペーンがあります。
もちろん、JALも誰でも使えるわけではありません。
JAL運航国際線をJAL便名で利用すること、対象ステイタスや搭乗クラスであること、成田はキャンペーン期間内であることなど、条件があります。
それでも、SFC LITE後に「帰国後のシャワーまで含めて快適に動きたい」と考えるなら、JAL側の価値は見直す意味があります。
ANAを完全にやめる必要はありません。
私なら、ANAはSFC LITEで軽く残しつつ、JAL側へ少しずつ寄せます。
SFC PLUS年300万円を自然に達成できる人は狙えばよいです。
でも、無理に決済を作るくらいなら、JAL、空港ホテル、プライオリティパス、有料シャワー、旅行保険付きカードなどを組み合わせた方が、旅行全体では使いやすくなる場合があります。
SFC LITEは終わりではありません。
ただし、SFCをラウンジ目的で持つ時代は変わります。
2028年に慌てないために、今のうちから「ANAをどう残すか」「JALをどう使うか」「帰国後のシャワーや休憩をどう確保するか」を決めておくのがよいです。




