PR

SFC LITEとは?優先搭乗・ラウンジ・手荷物優先はどう変わる?

クレジットカード
記事内に広告が含まれています。
ミサト
ミサト

SFC LITEになると、ANAラウンジだけでなく、優先搭乗や手荷物優先、有料席の優遇まで全部変わるんですか?

タクミ
タクミ

全部がなくなるわけではありません。ANA便で残るもの、ANA国際線の有料席優遇、ANA以外のスターアライアンス便で変わるものを分けて整理します。

SFC LITEは、2028年4月以降のANAスーパーフライヤーズカードで、ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円未満の場合に適用される区分です。SFCカード自体は続きますが、ANAラウンジは使えず、スターアライアンス資格はゴールドではなくシルバーになります。

SFC LITEで迷いやすいのは、「ANA便では何が残るのか」と「ANA以外のスターアライアンス便では何が使えなくなるのか」が混ざりやすいことです。まずはANA便と、シンガポール航空やユナイテッド航空などANA以外のスターアライアンス便を分けて考えます。

ANA便ではラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。つまり、ANA便の優先搭乗や手荷物優先だけを見るなら、SFC LITEになっても残る可能性があります。一方で、ANA以外のスターアライアンス便ではスターアライアンス・ゴールドではなくなるため、ラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物の影響を別に確認します。

私が気にしているのは、ANAラウンジだけではありません。シンガポール航空やユナイテッド航空などに乗るとき、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物がどこまで変わるかです。

SFC LITEでまず変わること

最初に確認するのは、ANAラウンジ、ANA便で残る特典、ANA以外のスターアライアンス便で失う特典、年300万円を目指すかの4つです。

気になることSFC LITEでどうなるか自分の確認ポイント
ANAラウンジ利用できないと案内されているANAラウンジを年に何回使っていたか
ANA便の優先搭乗・手荷物優先ラウンジ以外の各種サービスは、これまで通り利用できると案内されているANA便で実際に使っていた特典は何か
ANA以外のスターアライアンス便スターアライアンス・シルバー扱いになる他社便でゴールド特典を使っていたか
年300万円の決済300万円未満ならSFC LITEになる支出を増やさず300万円を作れるか

つまり、SFC LITEは「SFCがなくなる」制度ではありません。ANA便では残る特典があり、ANA以外のスターアライアンス便ではゴールド特典との差が大きくなります。

SFC LITE後のラウンジ代替も整理する

SFC LITEでANAラウンジが使えない場合でも、空港によってはプライオリティ・パス付きカードでラウンジを確保できます。ただし、優先搭乗や手荷物優先までは代替できません。

SFC LITE後のラウンジ代替に使えるプライオリティ・パス付きカード比較

SFC改悪後、SFC LITEでも残る特典と変わる特典

SFC LITEになっても、SFCカードがすぐ退会になるわけではありません。ANA公式では、SFC LITEでもANAグループ運航便に搭乗する場合は、ラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。

そのため、ANA便中心の人は、まず「国際線利用時のANAラウンジ」と「ANA便で残るラウンジ以外の特典」を分けて整理できます。座席指定で気にするべきなのは、バルク席・非常口席など有料事前座席指定対象席のSFC優遇が、SFC LITE後も従来通り残るかです。

一方で、シンガポール航空やユナイテッド航空などANA以外のスターアライアンス便に乗る人は、条件が変わります。スターアライアンス・ゴールドを失うと、ラウンジだけでなく、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物、Gold Trackまで使えない場面が出てきます。

私がSFC LITEで一番気にしているのは、ANAラウンジではなく、ANA以外のスターアライアンス便に乗るときの空港での扱いです。エコノミークラスの長いチェックイン列に並ぶ、搭乗順が後ろになる、預けたスーツケースが最後の方に出てくる、家族旅行で荷物を1個増やせない。ここまで含めると、SFC PLUSの価値はラウンジだけでは見えません。

ANA国際線の有料席優遇は、SFC会員にとって要確認

ANA便に限ると、私にとってSFCでありがたかったのは、希望する座席を選びやすかったことです。

国際線利用時のANAラウンジのシャワー、スパークリングワイン、とろろそば、カレーももちろん好きです。成田で比較的すいているユナイテッドのラウンジを使えることや、シンガポール航空利用時にチャンギ空港でラウンジを使えることにも助けられてきました。

ただ、ANA便のフライトそのもので効いていたのは、非常口席やバルク席など、足元に余裕のある席を選びやすかったことです。足元に余裕があり、前の座席が倒れてこない席を選べると、長めのフライトではかなり楽です。

ここで問題になるのは、座席指定そのものではありません。SFC会員として重要なのは、バルク席、非常口席、前方席など、有料事前座席指定の対象になりやすい席の優遇が、SFC LITE後も従来通り残るかです。

ANA国際線の有料事前座席指定では、前方席や足元の広い人気席を、料金を支払って事前に指定できると案内されています。非常口に隣接する足元の広い座席も、有料事前座席指定の対象として料金が設定されています。

一方、ANA公式では、SFC LITEでもANAグループ運航便ではラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。そのため、有料事前座席指定のSFC優遇も残る方向に読めます。

ただし、SFC PLUSとSFC LITEの制度変更ページでは、バルク席・非常口席など有料事前座席指定対象席のSFC会員優遇が、SFC LITEでも従来通り残るとは個別に明記されていません。ここがSFC会員にとって、座席指定まわりのいちばん大きな要確認ポイントです。

座席指定で見るべきなのは、有料席のSFC優遇

ANA国際線でSFC会員が気にするべきなのは、バルク席・非常口席・前方席など、有料事前座席指定の対象になりやすい席です。SFC LITEでもANAグループ運航便ではラウンジ以外の各種サービスが残ると案内されていますが、有料事前座席指定対象席のSFC優遇が従来通り残るかは、制度変更ページでは個別に明記されていません。

ただし、今回の制度変更で私がより大きいと感じているのは、スターアライアンス・ゴールドを失うことで、ANA以外のスターアライアンス便で使っていた空港優遇が大きく減ることです。SFC PLUSとSFC LITEを比べるときは、ラウンジに入れるかだけで判断せず、優先チェックイン、国際線利用時のANAラウンジ、手荷物優先、追加手荷物、スターアライアンス便での空港優遇まで含めて、自分が使っていた特典を書き出します。

SFC PLUSとSFC LITEの違い

ANA公式では、2028年4月からANAスーパーフライヤーズカードの制度内容を変更し、年間決済額に基づくSFC PLUSとSFC LITEの2区分を設定すると案内されています。

分かれ目は、ANAカード・ANA Payの年間決済額300万円です。年300万円以上ならSFC PLUS、300万円未満ならSFC LITEとなります。SFC PLUSではANAラウンジとスターアライアンス・ゴールドが維持され、SFC LITEではANAラウンジは利用できず、スターアライアンスのステイタスはシルバーになります。

ただし、SFC LITEでもANAグループ運航便に搭乗する場合は、ラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。つまり、SFC LITEは「SFCの全特典がなくなる」という制度ではありません。

一方で、ANA以外のスターアライアンス便を使う人は、スターアライアンス・ゴールドからシルバーへ変わる影響を先に確認します。ラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物、Gold Trackをどれだけ使っていたかで、SFC PLUSを目指す必要性が変わります。

また、ANA国際線でバルク席・非常口席など有料事前座席指定対象席のSFC優遇が、SFC LITEでも従来通り残るかは、現時点では個別に明記されていません。

項目SFC PLUSSFC LITE
分かれ目ANAカード・ANA Pay年間決済額300万円以上年間決済額300万円未満
国際線利用時のANAラウンジ使える使えない
スターアライアンス資格スターアライアンス・ゴールド相当スターアライアンス・シルバー相当
ANA便利用時のラウンジ以外の特典これまで通り使えるこれまで通り利用できると案内されている
ANA国際線の有料席優遇現行SFC会員の重要な価値。バルク席・非常口席などの扱いを重視ラウンジ以外の各種サービスは残る案内。ただし有料事前座席指定対象席のSFC優遇が従来通り残るかは個別明記なし
5,000マイル対象対象外
SFCカード自体継続継続
100万ライフタイムマイル到達者SFC PLUS対象原則該当なし

ANA公式では、新制度は2028年4月から実施予定と案内されています。また、100万ANAライフタイムマイル到達者は、ANAカード・ANA Payの年間決済額に関わらずSFC PLUSの対象になると案内されています。年間決済額では、家族カードの利用分は本会員の利用分に合算されます。一方で、ANAカードからANA Payへのチャージ金額など、対象外になる利用もあります。

制度条件は2026年5月31日時点のANA公式情報で整理

以下の内容は、2026年5月31日時点で確認したANA公式の制度変更ページをもとにしています。SFC PLUS判定の対象決済、対象外利用、SFC LITEで残る特典は、この記事内で確認できる範囲を整理しています。

ANA公式:スーパーフライヤーズカードの制度変更(2028年度)

ANA便とANA以外のスターアライアンス便を別に判断する

SFC LITE後にANA便とANA以外のスターアライアンス便で変わる特典を比較した図。ANA便ではラウンジ以外が残る見込みだが、国際線の有料席優遇は要確認として整理している。
SFC LITEはすべての特典がなくなるわけではありません。ただし、ANA以外のスターアライアンス便では、スターアライアンス・ゴールドを失う影響が大きくなります。

SFC LITEを考えるときは、ANA便とANA以外のスターアライアンス便を別に判断します。ANA便では、ラウンジ以外の各種サービスが残ると案内されています。一方で、ANA以外のスターアライアンス便では、SFC LITEはスターアライアンス・シルバーとして扱われます。

この差は、空港での過ごし方に出ます。ANA便だけなら、国際線利用時のANAラウンジをプライオリティ・パスやカードラウンジで補える人もいます。ANA以外のスターアライアンス便では、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物までまとめて変わるため、単純なラウンジ代替では埋めにくくなります。

利用場面SFC PLUSSFC LITE
ANA便のラウンジ以外の特典これまで通り利用できると案内されているこれまで通り利用できると案内されている
国際線利用時のANAラウンジ使える使えない
スターアライアンス資格ゴールド相当シルバー相当
ANA以外のスターアライアンス便の優先チェックイン使える対象外
ANA以外のスターアライアンス便の優先搭乗使える対象外
ANA以外のスターアライアンス便の手荷物優先使える対象外
ANA以外のスターアライアンス便の追加手荷物重量制なら追加20kg、個数制なら追加1個が目安対象外

シンガポール航空では、ラウンジと手荷物で差が出る

ANA便だけで考えると、SFC LITEの影響はANAラウンジ中心に感じやすくなります。

シンガポール航空のようなANA以外のスターアライアンス便では、ラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物の差が出ます。

特に影響が大きいのは、チャンギ空港のラウンジと、エコノミークラス利用時の追加手荷物です。

ここで注意したいのは、SFC LITEで想定する「スターアライアンス・シルバー」と、シンガポール航空の自社会員資格である「KrisFlyer Elite Silver」は別物という点です。

シンガポール航空公式では、KrisFlyer Elite Goldまたはスターアライアンス・ゴールド会員が、シンガポール航空またはスターアライアンス運航便にプレミアムエコノミーまたはエコノミークラスで搭乗する場合、チャンギ空港ターミナル2・3のKrisFlyer Gold Loungeを利用できると案内されています。

私自身も、シンガポール航空を使うときに、チャンギ空港でラウンジに入れることに助けられてきました。乗り継ぎ時間に座って水分を取り、搭乗時間まで体を休められるため、長距離移動では負担が変わります。

一方で、スターアライアンス・シルバーの共通特典は、優先予約キャンセル待ちと空港空席待ちが中心です。スターアライアンス・ゴールドでは、ラウンジアクセス、優先チェックイン、優先搭乗、追加手荷物、手荷物優先、Gold Trackなどが案内されています。

シンガポール航空で使う場面スターアライアンス・ゴールドスターアライアンス・シルバー
KrisFlyer Gold Lounge条件を満たせば使える使えない
優先チェックインStar Alliance Gold表示のあるカウンターを使える対象外
優先搭乗対象対象外
手荷物優先対象対象外
追加手荷物重量制なら追加20kg、個数制なら追加1個が目安対象外
Gold Track対象空港では優先レーンを使える対象外

細かな条件は、搭乗便、運航会社、空港、搭乗クラス、会員資格で変わります。

私自身はスーツケース1つで動くことが多いため、追加手荷物許容量の影響はそれほど大きくありません。

ただし、家族旅行、長期旅行、買い物が多い旅行では、スターアライアンス・ゴールドの追加手荷物特典を失う影響は大きくなります。シンガポール航空の重量制では、スターアライアンス・ゴールドなら追加20kgが付きます。エコノミーFlexi / Standardなら30kgから50kg、Value / Liteなら25kgから45kgまで増えるため、荷物が多い人ほど差が出ます。

SFC LITEで想定されるスターアライアンス・シルバーでは、追加20kgや追加1個の手荷物特典は対象外です。ラウンジだけでなく、荷物をどれだけ預けられるかでも差が出ます。

ANA便だけならSFC LITEでも残る特典がありますが、シンガポール航空などANA以外のスターアライアンス便では、空港での扱いが大きく変わります。

スターアライアンス特典の違いは公式で確認

スターアライアンス・ゴールドとシルバーで使える空港サービスは異なります。この記事では、SFC LITEでスターアライアンス・シルバー扱いになる前提で、ラウンジ、優先チェックイン、手荷物優先、追加手荷物などの差を分けています。

スターアライアンス公式の特典案内

シンガポール航空ラウンジ・手荷物条件は公式で確認

KrisFlyer Gold Loungeや手荷物許容量の条件は、搭乗クラス、会員資格、出発地、到着地、搭乗便により変わります。ここでは、シンガポール航空公式のラウンジ案内と受託手荷物案内で確認できる範囲をもとに整理しています。

シンガポール航空公式のKrisFlyer Gold Lounge案内

シンガポール航空公式の受託手荷物案内

スターアライアンス便で困る場面は、ラウンジだけではない

ANAラウンジは、空港によってはプライオリティ・パスやカード付帯ラウンジで代わりを探せます。もちろんANAラウンジそのものを使えないのは残念ですが、搭乗前に座って水分を取り、スマホを充電する場所なら、別の選択肢が見つかる空港もあります。

置き換えにくいのは、ANA以外のスターアライアンス便で使っていた空港優遇です。シンガポール航空のカウンターで手荷物を預ける、ユナイテッド航空の便に乗る、タイ国際航空で乗り継ぐ。こうした場面では、スターアライアンス・ゴールドを持っているかどうかで、チェックイン列、搭乗順、荷物が出てくる順番が変わります。

特に手荷物優先タグは、ANA便起点か、ANA以外のスターアライアンス便起点かで扱いが分かれます。ANA便だけならSFC LITEでも残る特典がありますが、他社カウンターで預ける荷物まで同じ扱いになるとは限りません。

手荷物優先タグは利用航空会社ごとに確認する

SFC LITEでの優先タグ運用は、ANA便起点か、ANA以外のスターアライアンス便起点かで扱いが分かれます。ANA便ではラウンジ以外の各種サービスが残る一方、ANA以外のスターアライアンス便ではスターアライアンス・シルバー扱いになるため、同じ優先扱いを前提にしない方が安全です。

ANA公式の手荷物優先案内

SFC PLUSを目指すかどうかは、国際線利用時のANAラウンジに入れるかだけでは決まりません。海外空港でのチェックイン、乗り継ぎ、預け入れ荷物の優先扱い、追加手荷物許容量まで含めて、自分の旅行で実際に使っていた場面から決めます。ANA国際線で非常口席やバルク席などの有料席優遇を重視していた人は、この扱いが今後明記されるかも確認ポイントになります。

いつから変わる?最初の判定期間に注意

新制度の開始は、2028年4月からと案内されています。ただし、SFC PLUSを目指すなら、2028年になってから考えるのでは遅くなります。

最初の区分判定では、2026年12月16日以降のANAカード・ANA Pay利用額が関係します。年300万円を目指す可能性がある人は、日常決済、ANA Pay、積立、家族カード分をどこまでANA側へ寄せられるかを早めに計算します。

これからはJALでよいのか?実際に使う便と特典で決める

SFC LITEで到着時ラウンジまで気になる場合は、ANA SFC LITEの到着時ラウンジとJAL到着後シャワーの違いも合わせて確認すると、出発前だけでなく到着後の動きまで整理できます。

今回の変更を受けて、「これからはもうJALでよいのでは」と感じる人もいるはずです。

そう感じるのも無理はありません。SFCは、ANAに乗る理由、スターアライアンス便を選ぶ理由、ANAカードを持ち続ける理由になっていたからです。

ただ、乗る便がANAなのか、JALなのか、スターアライアンスなのかで答えは変わります。

ANA便中心であれば、SFC LITEでもANAグループ運航便ではラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。一方で、国際線利用時のANAラウンジやスターアライアンス・ゴールド相当の特典を重視するなら、SFC PLUSを維持する意味は残ります。

また、ANA国際線で非常口席やバルク席など足元の広い席を重視していた人は、SFC LITE後も有料事前座席指定対象席のSFC優遇が従来通り残るかを確認したいところです。ここはラウンジほど明確に書かれていないため、SFC会員にとって判断を保留しやすいポイントです。

荷物が多い旅行が多い人は、追加手荷物許容量も確かめたいところです。スターアライアンス・ゴールドを失うと、ANA以外のスターアライアンス便で追加20kgまたは追加1個の手荷物特典を使えなくなります。

JAL便やワンワールド便を使う機会が多い人、ANAカードに年間300万円を寄せるよりJALカードや他のカードを使いたい人は、JAL側へ比重を移す判断も選択肢に入ります。

スターアライアンス以外では、ベトナム航空も選択肢に入る

ANAマイルは、提携航空会社特典航空券としてベトナム航空にも使えます。ANA便やスターアライアンス便にこだわらないなら、ベトナムエアラインズカード一般、プライオリティ・パス、ANAマイルを組み合わせる方法もあります。

大事なのは、「ANAが嫌になったからJALへ行く」と決めることではなく、自分が実際に乗る航空会社と、空港で使っている特典を書き出すことです。

SFC PLUSを目指す価値が高い人・SFC LITEでもよい人

SFC PLUSを目指すか、SFC LITEでもよいかは、ANA便だけでなく、ANA以外のスターアライアンス便でどれだけ特典を使っていたかで変わります。

使い方向いている選択判断ポイント
ANA便中心で国際線利用時のANAラウンジをよく使うSFC PLUS向き年300万円を支出を増やさず作れるか計算する
ANA国際線で非常口席・バルク席を重視する保留有料事前座席指定対象席のSFC優遇がSFC LITE後も残るかを見る
ANA便中心でラウンジをあまり使わないSFC LITEでも可残る特典とプライオリティパスで足りるか比べる
シンガポール航空などANA以外のスターアライアンス便も使うSFC PLUS向き使っていたゴールド特典を書き出す
ANA以外のスターアライアンス便で荷物が多いSFC PLUS向き追加20kgまたは追加1個を使っていたか確認する
プライオリティパスでラウンジを補える中間ANAラウンジやゴールド特典をどこまで重視するか決める
JAL・ワンワールド中心で乗るANA集中の優先度は下がるJAL側の利用頻度とカード決済先を比べる
年300万円のために支出増が必要無理に目指さない支出を増やさず組める範囲だけ計算する

特に、エコノミークラスで海外旅行をする人にとって、SFC PLUSの価値は大きくなります。

ビジネスクラスに乗るなら、もともとビジネスクラス用のカウンターやラウンジが使える場面があります。一方で、エコノミークラス利用時に上級会員特典を使えるところに、SFCの強さがあります。

ただし、SFC PLUSのために不要な支出を増やすのは本末転倒です。

旅行を快適にするための制度なのに、制度維持のために生活費やカード運用が苦しくなるなら、いったん立ち止まった方がよいです。

年300万円を目指すなら、生活費だけで考えない

SFC PLUSの分かれ目になる年300万円は、月にすると25万円です。家賃や大きな固定費をカード払いできない人が、食費や日用品だけで毎月25万円を作るのは簡単ではありません。

目指すなら、日常決済だけでなく、ANAカード、ANA Pay、積立、家族カード分を別々に計算します。家族カードの利用分は本会員分に合算されますが、ANAカードからANA Payへのチャージ金額はSFC PLUS判定の年間決済額には含まれません。ANA Payを使う場合は、「ANAカードからのチャージ」ではなく「ANA Payでの実際の支払い」を分けて考えます。

自分の旅行ではSFC PLUSを目指す価値があると感じた人は、次に「年300万円を支出を増やさず作れるか」を計算します。

これからSFC修行をするか、JALやスカイチーム、プライオリティ・パスまで含めて比べたい場合は、SFC修行を今からする意味も別記事で整理しています。

よくある質問

SFC LITEとは何ですか?

SFC LITEは、2028年4月以降のANAスーパーフライヤーズカードで、ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円未満の場合に適用される区分です。SFCカードが退会扱いになるわけではありませんが、ANAラウンジは利用できず、スターアライアンスのステイタスはシルバーになります。

SFC LITEになるとSFCは退会になりますか?

SFC LITEになっても、SFCカード自体がすぐに退会になるわけではありません。

ただし、SFC LITEではANAラウンジが利用できず、スターアライアンスのステイタスもゴールドではなくシルバーになります。SFCカード自体が終わるというより、これまでSFCで使っていた空港優遇の一部が変わると考えます。

SFC改悪後、SFC LITEでも残る特典はありますか?

あります。ANA公式では、SFC LITEでもANAグループ運航便に搭乗する場合は、ラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。

ANA便中心の人は、ANAラウンジを年に何回使っていたか、優先チェックインや手荷物優先をどの空港で使っていたか、ANA国際線で非常口席やバルク席など有料席の優遇をどれだけ重視していたかを書き出します。

SFC LITEでも優先搭乗は使えますか?

ANA便と、ANA以外のスターアライアンス便では条件が違います。ANAグループ運航便では、ラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。ANA便の優先搭乗は、この範囲に含まれます。

一方で、SFC LITEではスターアライアンス・ゴールドではなくシルバーになります。シンガポール航空やユナイテッド航空など、ANA以外のスターアライアンス便でスターアライアンス・ゴールド特典として優先搭乗を使っていた人は、同じ扱いが続くとは考えない方が安全です。

SFC LITEではANAラウンジは使えませんか?

ANA公式の制度変更案内では、SFC LITEはANAラウンジを利用できないとされています。ANAラウンジを年に数回使っていた人は、SFC PLUSを目指すか、プライオリティ・パスやカードラウンジで代用できるかを比べます。

SFC LITEは年会費を払っていてもANAラウンジを使えませんか?

SFCカードの年会費を払っていても、SFC LITEではANAラウンジを利用できないと案内されています。年会費を払えば従来どおりラウンジが残る、という整理ではありません。

ただし、SFC LITEでもSFCカード自体がなくなるわけではなく、ANAグループ運航便ではラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。年会費で何を残せるのかは、ANA便で使う特典と、ANA以外のスターアライアンス便で使う特典を分けて確認します。

SFC LITEでも国際線のバルク席や非常口席の優遇は残りますか?

現時点では、SFC LITEでもバルク席・非常口席などの有料事前座席指定対象席のSFC優遇が従来通り残るかまでは、個別に明記されていません。

ANA公式では、SFC LITEでもANAグループ運航便ではラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。そのため、優遇が残る方向には読めます。ただし、ANA国際線の有料事前座席指定では、非常口に隣接する足元の広い座席などに料金が設定されています。SFC会員がこれまで重視していた有料席の優遇が、SFC LITEでも従来通り残るかは、記事内では要確認ポイントとして残します。

シンガポール航空を使う場合、SFC LITEの影響はありますか?

影響があります。SFC LITEではスターアライアンス・ゴールドではなくシルバーになります。スターアライアンス・シルバーの共通特典は、優先予約キャンセル待ちと空港空席待ちが中心です。

そのため、シンガポール航空などANA以外のスターアライアンス便でゴールド特典を使っていた人は、ラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物、Gold Trackの差を確認します。

年300万円は生活費だけで達成する必要がありますか?

生活費だけで考える必要はありません。SFC PLUSを目指すなら、ANAカード、ANA Pay、日常決済、積立、家族カード分を項目別に計算し、支出を増やさず組めるかを先に見ます。ただし、ANAカードからANA Payへのチャージ金額は年間決済額に含まれないため、ANA Payを使う場合は実際の支払い額で考えます。

ただし、年300万円のために不要な買い物を増やすのは本末転倒です。月25万円を自然な支出で作れない場合は、SFC LITEで維持する、JAL側へ寄せる、プライオリティ・パスでラウンジを補うなど、別の組み合わせも考えます。

まとめ:SFC PLUSはラウンジだけでなく、スターアライアンス便での利便性から考える

SFC PLUSとSFC LITEの違いは、年300万円という数字だけを聞くと負担が大きく感じます。

ただ、既存SFC会員にとって大事なのは、年300万円を達成できるかだけではありません。自分がSFCで何を使っていたのかを書き出すことです。

ANA便に限ると、私にとってSFCでありがたかったのは、希望する座席を選びやすかったことでした。非常口席やバルク席など、足元に余裕のある席を選べると、長めのフライトでは体への負担が変わります。

一方で、今回の制度変更では、SFC LITEでもANAグループ運航便では、ラウンジ以外の各種サービスをこれまで通り利用できると案内されています。ANA便だけで判断するなら、SFC LITEを必要以上に悲観しすぎる必要はありません。

ただし、ANA国際線で非常口席やバルク席などを重視していた人は、SFC LITEでも有料事前座席指定対象席の優遇が従来通り残るかを確認したいところです。ここは現時点の制度変更ページでは個別に明記されていません。

さらに、シンガポール航空などANA以外のスターアライアンス便を使う人は、SFC LITEで受ける影響が大きくなります。スターアライアンス・ゴールドを失うと、ラウンジだけでなく、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物、Gold Trackまでまとめて使えなくなります。

荷物が多い人にとっては、追加手荷物許容量も見落とせません。スターアライアンス・ゴールドなら、重量制では追加20kg、個数制では追加1個が目安になりますが、スターアライアンス・シルバーでは対象外です。

私にとって、今回の制度変更で最も影響が大きいのは、ANA以外のスターアライアンス便での利便性が大きく下がることです。国際線利用時のANAラウンジは残念ですが、ラウンジだけならプライオリティパスなどで補える場面があります。

一方で、シンガポール航空などANA以外のスターアライアンス便で使っていた優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物、Gold Trackは、簡単には代替できません。ここが変わると、出発空港や乗り継ぎ空港での待ち時間、荷物の預け方、到着後に荷物を受け取るまでの流れが変わります。

ANA便からシンガポール航空へ乗り継ぐ場合、シンガポール航空からANA便へ乗り継ぐ場合、どちらのカウンターで預けた荷物がどう扱われるのか。このあたりは、ANA公式からの続報で確認する部分です。

今回の変更に戸惑っても無理はありません。ただし、怒りだけでANAかJALかを決めるより、自分が使っていた特典を書き出す方が、次の判断につながります。

SFC PLUSを目指すのか、SFC LITEで別手段を組み合わせるのか、JAL側へ比重を移すのか。その判断は、年300万円の条件だけでなく、これからの旅行でどの特典を本当に使うかから決めます。

SFC PLUSを目指すなら、次は年300万円を現実的に計算する

SFC PLUSを残す価値があると感じた場合でも、次に見るべきなのは「年300万円を無理なく作れるか」です。不要な支出を増やして制度を追うのではなく、日常決済、家族カード、ANA Payでの実際の支払い、対象外利用を分けて計算します。

年300万円の作り方と対象外利用を具体的に確認したい場合は、次の記事で整理しています。

タイトルとURLをコピーしました