
1件あたり最大100マイルになるなら、毎日積立でも今までより多くマイルが貯まるの?

前月の平均残高が300万円以上なら、今までより増えるケースもあります。ただし、引き落とし件数を増やして貯めていた人は、月5件の上限の影響が大きくなります。50万円未満なら月最大25マイルです。
筆者は三菱UFJ eスマート証券(以下、eスマート証券)で、毎月1日から31日まで100円ずつ積立設定しています。2026年12月以降は、ANAマイルを増やすためだけに積立日を1日〜31日に分けているなら、31日分すべてを残してもマイルは従来のように件数分だけ増えません。
スルガ銀行ANA支店の口座振替マイルは、2026年12月から、前月の円普通預金平均残高に応じて1件あたり5〜100マイル、月5件までに変わります。従来は1件あたり一律5マイルで、件数の上限はありませんでした。筆者の月約110マイルという運用では、平均残高300万円未満なら獲得マイルが減り、300万円以上なら上回るケースがあります。影響は平均残高によって変わります。
一般の口座振替を別銀行へ移せても、毎日積立まで同じ形で移せるわけではありません。
毎日積立の月約110マイル運用は「月5件上限」の影響を受ける
現在は、対象となる口座振替1件につき5マイルで、件数の上限はありません。eスマート証券の積立日を細かく分けるほど引き落とし件数が増え、その分ANAマイルも増やせました。
筆者は1日〜31日に100円ずつ設定しています。平日が約22日ある月なら、eスマート証券分だけで22件×5マイル=約110マイル/月が目安です。ANA支店の明細では、口座振替マイルが月125マイル前後になった月もありました。125マイルにはカード代金など、eスマート証券以外の口座振替も含まれています。
2026年12月からは、マイル積算の対象が月5件までになります。引き落としを22回、25回と増やしても、従来のように件数分だけマイルが増えるわけではありません。
毎日積立そのものは続けられます。見直しが必要なのは、積立日を細かく分けて引き落とし件数を増やし、その分ANAマイルを貯める方法です。1日〜31日の設定手順は、次の記事で確認できます。
2026年12月からは前月平均残高で1件5〜100マイルになる
改定後の1件あたりマイル数は、前月の円普通預金平均残高で決まります。判定基準は月末残高ではなく、その月全体の平均残高です。
| 前月の円普通預金平均残高 | 1件あたり | 5件すべて対象の場合 | 年間上限 |
|---|---|---|---|
| 50万円未満 | 5マイル | 25マイル | 300マイル |
| 50万円以上100万円未満 | 7マイル | 35マイル | 420マイル |
| 100万円以上300万円未満 | 15マイル | 75マイル | 900マイル |
| 300万円以上500万円未満 | 50マイル | 250マイル | 3,000マイル |
| 500万円以上 | 100マイル | 500マイル | 6,000マイル |
※月最大は対象5件すべてにマイルが付いた場合の口座全体の制度上限です。eスマート証券だけの確定付与額ではありません。
筆者と同じ月約110マイルの運用は、平均残高50万円未満なら最大25マイルに減ります。100万円以上300万円未満でも最大75マイルで、従来の目安には届きません。
約110マイルを上回るのは、300万円以上500万円未満の残高帯からです。この区分では月最大250マイルになります。ただし、ANAマイルを増やすためだけに300万円を預けるのが有利という話ではありません。
これまでは100円ずつ積立日を分け、引き落とし件数を増やすことでマイルを積み上げられました。改定後に月250マイルを狙うには、前月の円普通預金平均残高を300万円以上に保つ必要があります。獲得マイルが増えても、必要な預金額はこれまでとは大きく変わります。
月5件上限になったら31日分の積立設定を見直す
毎日積立を続けるかどうかと、ANA支店を残すかどうかは別です。
毎日積立を続ける投資上の理由があるなら、マイルとは別に31日分の設定を続ける選択肢があります。一方、口座振替の件数を増やしてANAマイルを貯めることが目的なら、月5件上限の導入後は31日分すべてを残してもマイルは件数分だけ増えません。
マイル目的だけで日付を分けているなら、12月の改定前に不要な積立日を減らしておきます。
月5件上限はeスマート証券だけではなく口座振替全体にかかる
月5件の上限は、ANA支店で対象となる口座振替全体にかかります。eスマート証券だけで5件分を使えるとは限りません。
カード代金など、ほかの対象口座振替も同じ5件に含まれます。対象取引が6件以上ある月に、どの5件が積算対象になるかは今回の改定告知では明示されていません。eスマート証券の引き落としだけで5件すべてが対象になるとは限りません。ANA支店から毎月引き落とされる対象取引の総数も、月5件上限の影響に関わります。
改定後はANA Payへのチャージも対象に加わりますが、Visaデビットカード経由のチャージは対象外です。同じ月に複数回チャージしても1件として扱われ、口座全体の月5件上限に含まれます。
JAL NEOBANKやGポイントクラブで毎日積立を代替できる?
公共料金やカード代金など一般の口座振替は、別銀行へ移す選択肢があります。筆者も多くをJAL NEOBANKへ移しています。
JAL NEOBANKへ移しても1日〜31日の引き落としは再現できない
eスマート証券のプレミアム積立では、通常は毎月の指定日を1日単位で設定できます。ただし、「その他金融機関からの自動引落」を使う場合、銀行引落日は同社所定のスケジュールで決まります。
2026年のスケジュールでは、その他金融機関の銀行引落日は原則毎月27日です。そのため、JAL NEOBANKを引落口座にできたとしても、スルガ銀行ANA支店で行ってきた1日〜31日に分けて引き落とし件数を作る方法は再現できません。
一般の口座振替をJAL NEOBANKへ移すことと、eスマート証券の毎日積立を移すことは別です。
Gポイントクラブは2026年9月からeスマート証券が対象外
同じスルガ銀行のDバンク支店Gポイントクラブも、毎日積立の代替にはなりません。
2026年9月1日以降に発生するeスマート証券からの口座振替は、金額や回数にかかわらずGポイント付与の対象外です。口座振替そのものは続けられますが、ANA支店の代わりに毎日積立でGポイントを貯めることはできません。
2026年12月までに3段階で見直す
| 順番 | 12月までに見る項目 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ANA支店の対象口座振替の件数 | 月5件上限は口座振替全体にかかる |
| 2 | 前月の円普通預金平均残高 | 1件あたり5〜100マイルが決まる |
| 3 | 1日〜31日に分けている理由 | マイル目的だけなら不要な積立日を減らす |
積立設定を減らしたあとも、給与受取など別の用途があるならANA支店は残せます。ANA支店では、10万円以上の給与振込で毎月50マイルという別の特典もあります。
50万円未満なら最大25マイル、12月までに31日分の設定を見直す
筆者と同じ月約110マイルの運用なら、前月平均残高が50万円未満で月最大25マイル、100万円以上300万円未満でも最大75マイルです。300万円以上では約110マイルを上回るケースがありますが、マイルのためだけに300万円を預ける必要はありません。
12月までに見るのは、対象口座振替の件数 → 前月平均残高 → 31日分を残す理由の3点です。マイル目的だけの日付設定は減らし、給与受取など別の用途があるならANA支店は残せます。
一般の口座振替も含めて銀行の使い分けを見直すなら、ANA・JALの口座をどう分けるかは次の記事にまとめています。




